【DEEP】北岡磐石の強さ、岡野に一本勝ち
DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2015」
2015年7月20日(月・祝)東京・大田区総合体育館
▼第14試合 メインイベント DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R
○北岡 悟(Lotus世田谷/DEEPライト級王者)
一本 2R 56秒 フロントチョーク
●岡野裕城(マッハ道場/挑戦者)
※北岡が3度目の防衛に成功。
北岡は2013年4月に中村大介に勝利してタイトル獲得後、2014年4月に宮崎直人、昨年の大みそかには最強の挑戦者と目されていた元UFCファイター・吉田善行も退け、2度の防衛に成功。いずれも完封試合でDEEPの絶対王者として君臨している。
岡野は今年2月にウェルター級からライト級に転向し、江藤公洋を右フック一発でKO。5月大会では前王者・中村大介をパンチで血まみれにして判定勝ち。今回の挑戦権を手に入れた。
1R、開始してすぐにタックルを仕掛ける北岡。岡野はケージを背にして耐えるが、北岡が片足をすくってテイクダウン。北岡は抑え込みながらボディへパンチを連打する。1Rは北岡のコントロールが続いた。
2Rが始まってすぐにタックルへ行く北岡。これを防いだ岡野がパンチで前へ出ると再び北岡がタックル。今度は体勢を入れ替えて北岡をケージに押し込んだ岡野だが、北岡はケージを背にしたままフロントチョーク。そのまま倒れ込み、ガッチリと極めてみせた。
鮮やかな一本勝ちで防衛に成功した北岡は、「日本の格闘技の今の頂点はDEEPです。これでDEEPライト級完全制覇です。どうですか? 文句あるのか! 秋にDEEP王者のままパンクラスの王者決定戦をやります。DEEP王者の誇りを胸にパンクラスのベルトも獲ります」と、二冠王宣言。パンクラスでのタイトルマッチは11月1日を予定しており、最強の相手が候補にあがっているという。
北岡はさらに続いて、「言わしてもらうと、岡野は偉い。他のDEEPのヤツらはダメ、本当にヘタレ。僕と積極的に戦わなかった人たちは情けない」とDEEPライト級の選手たちを批判した。
この言葉の真意は「昨年の大みそかの時点で次は7月にやると言ったんだから、そこに合わせて来いよって話です。もう年内にこのベルトに触ることは出来ないんだから」と、挑戦者の資格を得る活躍をしなかったことへの批判だったようだ。
▼第13試合 セミファイナル DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○中村K太郎(K太郎道場/挑戦者)
一本 1R 2分 ※チョークスリーパー
●悠太(ALLIANCE/王者)
※中村が第8代王座に就く。悠太は2度目の防衛に失敗。
悠太は2014年4月、王者決定戦で奥野“轟天”泰舗を打撃戦の末にTKOで破り、王座を獲得。同年12月には元王者・白井祐矢をアッパーから追撃のパンチでTKOに破り、初防衛に成功している。
対する中村は長きにわたって中量級で活躍し、2006年には修斗環太平洋ミドル級王座を獲得。2006~2007年にはUFCにも参戦した。現在のDEEPウェルター級で最強の挑戦者と言っても過言ではない。
悠太はケージに入るなり、中村を睨み付ける。それに対して中村は薄笑いを浮かべた。
1R、中村はいきなり左ハイキックの奇襲。そのまま前へ出てアッパーを交えたパンチのコンビネーションを打ちまくる。悠太も重い左ジャブで反撃するが、パンチの連打にハイキックを織り交ぜる中村が前に出る。
そして中村は左フックで倒れた悠太の上に乗り、上からパンチを連打。逃れようとする悠太の上でポジションを変えていき、ついにバックを奪う。
中村の得意パターンであることを知っている観客から一斉に「ああ~」というため息が起こる。そして中村が必殺のスリーパーを極め、一本勝ちでタイトルを奪取した。
中村は、「試合まで悠太選手は強いと思って一生懸命に練習してきました。凄く嬉しいです。防衛戦では強い選手を呼んでくれないことを願いたいです」と軽いジョークを飛ばし、タイトル奪取を喜んだ。
試合後、佐伯繁DEEP代表は、中村が2014年2月にグアムの『PXC』で敗れたフランク・カマチョとの再戦を組みたいと語った。
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