【NJKF】梅野、ラジャランカーを豪快KO
ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF 2015 5th」
2015年7月20日(月・祝)東京・後楽園ホール
▼第11試合 メインイベント WBCスーパーフェザー級 WBCムエタイルール 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
KO 3R2分13秒 ※右アッパー
●ペットブーンチュー・ソー・ソンマイ(タイ/WBCムエタイ世界同級5位、ラジャダムナンスタジアム認定同級4位)
当初、梅野のWBCムエタイ世界スーパーフェザー級タイトル初防衛戦として行われる予定だったが、挑戦者のペットブーンチューは60.80kgで約2kgオーバー。規定の2時間後にもリミットまで落とせなかったため、計量時の時点で梅野が王座初防衛に成功となり、この試合はノンタイトル戦に。WBCムエタイルールに則り、ペットブーンチューは減点1と10オンスのグローブハンデ(梅野は8オンス)が課されてのスタートとなった。
1R、何度も鋭い前蹴りで距離を取るペットブーンチューは左ハイ。梅野は距離を詰めると左ローからパンチ連打。ペットブーンチューの右ストレートが入る場面もあったが、梅野は左ローをタイミング良く当てペースを握る。梅野は、ロープを背にするペットブーンチューに対し、パンチとミドル、ローと攻撃を当てて追い込む。
2R、ペットブーンチューはジャンピングヒジで襲い掛かる。梅野は左右のパンチを振りながら左ローを当てていくが、中盤にペットブーンチューのヒザがモロにローブローとなり、試合は中断。再開後、梅野は組み付いてきたペットブーンチューをこかすとニヤリ。そのまま主導権を握る梅野が右アッパーで2度のダウンを奪う。
3R、巻き返しを狙うペットブーンチューはアグレッシブに前に出てヒジを振るい、梅野は左まぶたをカット。ドクターチェックの後に再開し、ラッシュを仕掛ける梅野が再び右アッパーをクリーンヒットさせると、ペットブーンチューは大の字に倒れたまま立ち上がれず。
豪快にKO勝ちした梅野は「相手が計量をクリアー出来ず動揺していたのですが、みんなの夢が詰まっているWBCのベルトを防衛できて嬉しいです」と喜びのマイクアピール。今後については「ルンピニーのタイトルを狙いつつ、年に2、3回は海外で防衛戦をやっていきたい。アメリカ、ヨーロッパなど、現地で強いと言われている選手を倒すことで、日本には梅野という強いWBCチャンピオンがいることを証明したい」と試合後の控え室で語った。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼第10試合 64kg契約 交流戦 3分3R
△テヨン(キングジム/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
ドロー 判定0-0 ※三者とも29-29
△石井達也(藤本ジム/新日本キックボクシング協会/元日本ライト級王者)
今年1月から本格開戦したNJKFと新日本キックのトップ同士による交流戦は、現在のところ新日本キックが2連勝を収めている。NJKF初参戦ちなる石井は2011年9月に日本ライト級王者となり、同王座は2度防衛した後ケガにより昨年返上。現在はタイの王者を目指している。激闘を連発する“激闘王”テヨンが一矢報いることが出来るか、それとも石井がまたしても新日本キックの強さを見せつけるのか。
1R、サウスポースタイルの石井は伸びのあるパンチのコンビネーションで前に出る。強引に前に出るテヨンは右ローから右ストレート。石井はテヨンの前進に合わせてヒジを狙う。
2R開始早々、パンチとヒジ連打を見せるテヨンが右ストレートで石井の左まぶたをカット。反撃する石井は左ローを入れ左ストレート。テヨンも負けじとパンチ主体の攻撃で応戦しお互いに譲らない攻防を見せる。
3R、プレッシャーを強めるテヨンは右ストレート。石井は左ミドル、左ストレートを返す。打ち合いの中、石井の攻撃でテヨンは眉間をカット。チャンスと見た石井は一気に追い込むと、テヨンは後退してしまう。一進一退の攻防はドローに終わった。
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】