【ムエタイ】石井一成、ラジャダムナンのビッグマッチで惜敗
「スック・ペットウィセット」
2015年8月3日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第3試合 109ポンド 3分5R
○パンポンド・ソーワリスター(タイ)
判定
●イッセイ・エクシンディコンジム(=石井一成/エクシンディコンジムJAPAN)
石井がラジャダムナンスタジアムのビッグマッチに参戦した。ラジャダムナンスタジアムの人気興行スック・ペットウィセートからの指名出場という事で、石井は対戦相手も強者が出てくる事は覚悟はしていたようだ。相手のパンポンドは、石井よりも僅かながら身長は高く、100戦以上の戦績があるという。
初回は互いに見合って距離を探る時間が長く、技の交差は少ない。2Rに入りパンポンドが蹴った後に組み付き、コンパクトな右ヒジ打ちが石井の頬にヒットし、パンポンドが先制のダウンを奪う。レフェリーがカウント8まで数え試合は再開したが、一瞬の出来事で石井も何が起こったか分からないような表情で懸命にローキックを返し2R目を凌ぐ。
3R、パンポンドはしつこく組みヒザで石井のスタミナを奪う。石井はローとパンチで威勢よく前に出る。パンポンドがしがみ付いてきたところに石井の左フックがヒット。パンポンドの動きが一瞬止まり、石井は左右の連打でパンポンドを棒立ち状態にし、ダウン奪取かというところまで追いつめるも3Rの終了ゴング。
4R、石井はさらにパンチを振り、ヒジも決めるが、パンポンドのヒザ攻撃はしつこく石井の腹に刺さる。最終R、パンポンドは石井を前蹴りで突き放すが、ここから石井の猛反撃が始まる。石井はプレッシャーをかけながら距離を詰め、顔面前蹴りやパンチを決め、逆転KO勝ちかというところまで追いつめるも、倒すことはできず。
ジャッジは三者とも48-47でパンポンドを勝者とした。石井はパンポンドのヒザの猛打に対し、多くのパンチを当て、ダウン寸前まで追いつめたことは多くの観衆を魅了した。試合後多くの関係者から「あともう一息だったのにな」という労いの声がかけられたほどだった。度重なるメジャースタジアムの出場で、もう石井の顔も大分知られてきたころだ。勝っても負けても関係者の期待を集める内容であれば、タイでの選手としての需要も認められるだろう。もう次のタイ参戦の話も決まっており、石井の次戦に期待したい。
Photo&Text 早田寛 SodaHiroshi
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