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【ムエタイ】14歳・今村竜之助がラジャダムナン初戦で勝利

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2015/09/09(水)UP

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「スックワンミターチャイ」
2015年9月9日(水・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム

ラジャダムナン初出場で勝利した今村竜之助(右)

▼第9試合 82.7ポンド契約 2分5R
○リュウノスケ・ウォーワンチヤイ(=今村竜之助/エクシンディコンジムJAPAN)
判定
●ペッマイ・スアンアーハンピッマイ(タイ)

 前回7月26日のアディソンスタジアムではハイレベルな攻防に競り勝ち、同スタジアムの77ポンド王座に就いた13歳の中学2年生の今村竜之助が、ラジャダムナンスタジアムの興行に初出場した。

 今村が所属するエクシンディコンジムJAPANの石井代表は「レベルの高い、本場タイでの試合こそが本物の経験として活きる」と本場ムエタイへの参戦へ積極的に動いている。対戦相手のペッマイは40戦の30勝の戦績のある14歳だ。今村がタイ7戦目(過去4勝1敗1分)で迎える相手としては強敵といえるが、ラジャダムナンスタジアム出場のタイ人メンバーとしては平均的な戦績といえるだろう。

 試合は初回、試合巧者のペッマイは今村との距離が詰まるや、絶妙なタイミングでミドルを当てる。スピードも破壊力もあり、今村は負けじとミドルキックを返す。

 2Rから、今村も距離感を掴んだかのように蹴り数を増し、得意であるローキックの他にミドルキックも多く当てる。4Rに入り、首相撲中心の間合いになってきたが、ここでも今村はペッマイと互角にヒザ合戦を展開。多くのヒザ蹴りを当て、そしてアディソンスタジアム・タイトル戦の時と同様にペッマイを捌き崩した。

 5Rになり、やや不利を悟ったペッマイがパンチで倒しに前進してくるが、今村はそこにハイキックも決める。だが試合は一進一退の状態であり、どちらが勝者となってもおかしくない状況だったが、今村が判定2-1で勝利。試合後に今村は「ラジャダムナンスタジアムで初めての試合でしたが、アディソンスタジアムのチャンピオンとして、絶対に勝たなければという気持ちで挑みました。これから、今以上にたくさん練習し、ムエタイを盛り上げていくので今村竜之助の名前を覚えておいてください。よろしくお願いします!」と元気よく語った。

Photo&Text 早田寛 SodaHiroshi

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