【ムエタイ】セクサンが梅野の猛攻かわして勝つ
 |
ムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムのメインイベントで行われた一戦は、セクサン（右）が梅野（左）を破りトップ選手の意地を見せた
WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者・梅野源治（PHOENIX）が、9月10日（木・現地時間）ムエタイの2大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムで、タイのビッグマッチ常連選手であるラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級8位＆WBCムエタイ世界同級5位セクサン・オー・クワンムアン（タイ）と対戦。外国人選手としては異例の、ビッグマッチのメインイベントに抜擢された。
1R、パンチと左ローで攻めていく梅野。セクサンが梅野の右ミドルをキャッチしてボディブローを放つと、梅野は“効いてないよ”のポーズ。場内がドッと沸く。セクサンはパンチで入り込むフェイントからバックハンドエルボーをヒットさせ、梅野の腰が一瞬落ちる。しかし梅野はすぐにパンチと左ロー、ミドルでセクサンをコーナーへ詰めた。
2R、どんどん前に出る梅野がパンチの連打とヒジ、左ロー。セクサンは左ローを返すが、梅野の左ローにバランスを崩す。梅野の首相撲からのヒザ蹴りに場内の観客から「ディー、ディー」と掛け声（ディー＝いいぞ）が起こるが、セクサンは胴に両腕を回してヒザ蹴りを連打。
3R、パンチの打ち合いとなり、梅野はヒジも繰り出す。しかし、セクサンの右ミドルをもらってしまう。左ミドルをキャッチされた梅野はセクサンのボディブローに転倒。セクサンは梅野が前に出てくるところへ右ミドル、そして力強いワンツーを合わせてくる。両者のミドルがヒットするたびに、歓声が沸き起こる場内。しかし、首相撲勝負になったところで、梅野はセクサンに投げられて大きく転倒してしまう。ムエタイでは大きなロストポイントだ。
4R、ストレートパンチとミドルで前に出る梅野をセクサンが首相撲に捕まえ、尻餅をつかせる。さらに投げるようにして梅野をマットに転がす。逆転を狙って前に出る梅野。両者はミドルを蹴り合い、梅野がミドルでセクサンを転倒させる。セクサンは梅野の腰に両腕を回してのヒザ蹴り連打。セクサンは下がってミドルを蹴り、胴に両腕を巻いてのヒザ蹴り。
5R、打ち合いにいく梅野にセクサンも応え、バックハンドエルボーを放つ。梅野はヒジ、ヒザで勝負に出るが、セクサンは首相撲と梅野の胴体をロックして動きを封じに来る。最後まで前に出た梅野だが、セクサンは逃げ切り態勢に入り、試合終了。
ローやパンチでダメージを与えていた梅野だが、3Rの転倒と4Rにヒザ蹴りを連打されたのが響いたか、判定で敗れた。
・【試合動画】梅野、ラジャダムナン・ランカーを豪快KO
・【試合動画】梅野が快挙、ムエタイ二大殿堂統一1位をTKO葬
・【試合動画】梅野がWBCムエタイ世界王座を獲得
・【試合動画】梅野が欧州のキックボクサーと初対決
・【試合動画】梅野vsゲーオ・フェアテックス
この記事が気に入ったら
いいね！しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight（イーファイト）格闘技情報をフォローしよう！
Follow @efight_twit関連動画
関連記事
|
