【ムエタイオープン】天才少年、3戦目でムエタイの洗礼を浴びる
センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen32」
2015年9月27日(日)東京・新宿FACE
▼第9試合 スーパーフライ級 3分5R ※ヒジ有り
○エークラーチャー・ロングリアンキラースパン(タイ)
判定3-0 ※50-49、49-48、49-48
●佐々木雄汰(尚武会)
佐々木は今年6月、15歳で国内プロデビュー戦を行い、いきなりWMC世界フライ級王者の貴・センチャイジムと対戦してドロー。本場タイ仕込みのテクニックで観客と関係者を驚かせた。今回、佐々木が対戦するエークラーチャーは、1998年3月17日生まれの17歳。身長は164cm(佐々木は162cm)。2013年全国アマチュアムエタイ大会3位、2015年優勝の実績を持ち、プロ戦績は53戦31勝20敗2分と佐々木の15戦(日本で2戦、タイで12戦)を大きく上回るキャリアを持っている。
1R、エークラーチャーは左ミドル、前蹴り、左ローと蹴り技を多用。佐々木はエークラーチャーが出てきたところに左フック。そして蹴り足をキャッチし、こかしを見せる。
2R、プレッシャーを強めるエークラーチャーは積極的に首相撲を仕掛けヒザを当てる。
エークラーチャーの蹴り足をキャッチした佐々木は2度目のこかし。負けじとエークラーチャーも佐々木をこかす。佐々木はワンツーで出るが、エークラーチャーは首相撲を仕掛け追撃を許さない。
3R、さらに前に出るエークラーチャー。佐々木は前蹴り、左ロー。
蹴り足を掴んでこかしを狙う。エークラーチャーの前進の前に、佐々木は下がりながらもロー、パンチを返すが首相撲に捕まる。首相撲の展開ではやはりエークラーチャーのヒザが多く当たり優勢。
4R、エークラーチャーの右ローに合わせて、佐々木はパンチを振るうが組み付かれヒザを当てられる。
そして、エークラーチャーは前蹴りで距離を取り右ミドルをタイミングよく当てていく。
5R、ムエタイ特有の流しに入るエークラーチャーに対し、佐々木は前に出ながら右ミドル、パンチを当てに行くが組み付かれてしまい攻撃を遮断される。エークラーチャーが判定勝ちした。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼第10試合 ライトフライ級 2分5R ※ヒジ有り
○リカ・トングライセーン(センチャイムエタイジム/ムエタイウォリアーズライトフライ級王者、WMC世界同級王者、WBC ASIA国際式ボクシング同級王者)
TKO 5R1分12秒 ※レフェリーストップ
●ションプー・ソー・ポーロースパンブリー(タイ)
6月大会でプロ17戦目にして、ついに初黒星を喫したリカが再起戦。対戦相手ションプーはアマチュアムエタイ出身で、2013年・2015年全国大会準優勝、2015年スパンブリ大学選手権では優勝。1996年8月19日生まれの19歳で、身長156cm。プロ戦績は50戦36勝13敗1分。
1R、リカは左右ミドルからパンチにつなぐアグレッシブな攻撃で前に出る。ションプーは右ミドルを返していくが、リカの手数の前に下がってしまう。主導権を握るリカは3R、首相撲を仕掛けるとヒザ蹴り連打をションプーの顔面にお見舞いしダウンを奪う。ヒジでカットを呼び込み、ションプーにドクターチェックが入る。
4R、ションプーは右ミドルで反撃するものの、再び首相撲を仕掛けたリカがションプーにヒザ連打を見せダウンを追加。さらに5Rには、リカがヒザ蹴り連打で3度目のダウンを奪う。ションプーをコーナーに詰めたリカは右ハイからパンチ連打。ションプーは防戦一方となり、レフェリーが試合をストップ。リカが復活のKO勝ちを収めた。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
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