【NJKF】国崇が両者流血の激闘を制す
ニュージャパンキックボクシング連盟/拳之会
「NJKF 拳之会主催興行10th ~NJKF2015 7th~」
2015年10月4日(日)岡山・山陽ハイツ体育館
▼第9試合 メインイベント ISKAムエタイ世界フェザー級ランキング戦 3分5R ※ヒジあり
○国崇(拳之会/ISKAムエタイ世界フェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも49-46
●アラン・オー・キャラハン(アイルランド/サイアムウォリアーズジム/ISKAムエタイインターコンチネンタルスーパーライト級王者)
国崇は7月にWBCムエタイ世界王座に挑戦し敗れているが、その試合で相手の飛びヒザ蹴りを受けて肋骨を骨折。練習を再開できたのは8月半ばからで、本人も不安を抱えた中での復帰戦となった。
長身で手足の長いキャラハンを相手に、1Rから得意技の左ボディブローを炸裂させた国崇は、ロー、ミドルで攻めてくるキャラハンにローもたびたびヒットさせ、優位に試合を進めるかに見えた。
しかし2R、遠間からのキャラハンの縦ヒジがヒットし、国崇は額をカット。ドクターチェックでのストップは免れたものの、このラウンドを落としただけでなく、以後は流血戦を強いられた。
3R以降は長いリーチを生かして組みにきたキャラハンだが、国崇は冷静に対処しながらローを効かせ、終盤には左右ボディ連打でキャラハンの足を止めさせる場面も。
4Rにはロー、左ボディブロー、右ハイ、お返しのヒジと畳みかける国崇に、キャラハンはパンチで応戦しつつミドルも叩き込む。このラウンド終了間際、国崇のファールカップが外れるアクシデントがあり、試合は一時中断。かなり息の上がっていたキャラハンに格好の休憩時間を与えることに。
国崇は出血で顔面を真っ赤に染めながら、5Rになってもロー、ボディブローを連発。特に左ボディブローが破裂音を立ててめり込むと、熱戦に沸く客席からはひときわ大きな歓声が起こった。キャラハンも国崇のヒジでカットされ、最終的には両者が出血する激闘となった。
判定はISKAルールのラウンドマスト(ラウンド毎に優劣をつける)で採点され、ジャッジ三者とも49-46で国崇を支持。
試合後の国崇は「相手は身長も高く、手足が長くてタフでやりづらかった。お客さんからすると、『国崇と言えば左ボディと飛びヒザ蹴り』というイメージがあると思うので、ボディにはこだわった」とコメント。「もっともっと、強いタイ人と戦いたい」と、76戦目とは思えぬ意欲的な抱負を残した。
【試合動画】国崇のWBCムエタイ世界タイトルマッチ
▼第8試合 セミファイナル 日本vsタイ国際戦 62kg契約 3分5R ※ヒジあり
○フォンルアン・シップンミー(タイ/元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級3位)
KO 3R 3分09秒 ※ヒジ打ち
●階 勇弥(健心塾/NJKFライト級王者)
2月にNJKFライト級王座を獲得した階が、元オムノーイスタジアム王者のフォンルアンと対戦した。
ロー、ボディブローで攻めた階だったが、フォンルアンは3Rに右ハイでダウンを奪う。続けて右ヒジでダウンさせると階は立てず、フォンルアンのKO勝ちとなった。
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