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【ボクシング】藤本京太郎がメキシコの強打者をKO

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2015/10/21(水)UP

元気ボクシングジム
「DANGAN 142」
2015年10月21日(水)東京・後楽園ホール

ガルシア(左)からKO勝ちした藤本京太郎(右)

▼メインイベント ヘビー級 3分8R
○藤本京太郎(角海老宝石ジム/日本ヘビー級王者&WBC世界ヘビー級14位)
KO 3R 1分05秒 ※右アッパー
●デビッド・トーレス・ガルシア(メキシコ)

 4月30日に日本ヘビー級王座3度目の防衛に成功した藤本が、今回迎え撃つガルシアはデビュー戦では敗れるも、2戦目以降は順調に白星を重ねて10連勝中のメキシコ・ヘビー級のホープだ。戦績は10勝(9KO)1敗のハードパンチャーで、KO率は藤本の46%を大きく上回る82%。年齢は藤本より2歳若い27歳。

 1R、軽快な動きでジャブを突いていく藤本。ガルシアは右に左にと構えを変えながら左フックを放つが、藤本はかわす。

 2R、ガルシアの大振りフックをかわしながら、藤本がワンツー、右フック、さらに左右ボディブローを打つ。ガルシアのボディブローには右のカウンターを返す。

 3R始まってすぐ、ガルシアのパンチをかわして打った藤本の右ストレートでガルシアがダウン。一気にラッシュをかける藤本。足元がフラフラになりながらもガルシアが打ち返すところへ、藤本は左右の連打でコーナーへ追い詰めての右アッパー。

 ガルシアは立ち上がろうとしたが足元がおぼつかず、10カウントが入り、藤本が3戦ぶり10度目のKO勝ちを飾った。

 試合後の藤本は「ビビりなので警戒していました。(前の試合から)半年空いたので不安もあり、まだまだだなと思いました。足りない部分がいっぱいあった」と反省しきり。

 萩森マネージャーは、「何とか世界戦をやりたい。実はアメリカで、顔見せで1試合やってくれと言われたんですが、その相手が強かったのと準備期間が1カ月しかなかったのでお断りしました。しかし、世界戦につなげるビッグマッチをやらないと(世界チャンピオン陣営は)振り向いてくれない。ジョセフ・パーカー(WBA&WBO世界ランカー)みたいなのとやらないと」と、世界戦につなげるための強豪との試合を組みたいとした。

 


 


▼第6試合 セミファイナル スーパーバンタム級 3分8R
○中川勇太(角海老宝石ジム/日本スーパーフライ級3位)
判定2-1 ※77-75、75-77、77-75
●上岡 泰(元気ジム)

 2Rにサウスポーの上岡が左ストレートをヒットさせていき、ペースを握る。しかし3Rは中川が左ジャブを的確に当てて右ストレートにつなげて盛り返す。

 5Rもジャブとワンツーで前に出るのは中川。上岡もジャブを突き返す。

 中川のペースが続いたが、7R終盤、上岡の左ストレートが2発クリーンヒットし、中川がグラついた。

 最終8R、中川が前に出て行くと上岡の左フックがヒット。負けじと中川も打ち返す。判定は2-1と割れ、中川が勝利した。


 


▼第5試合 ウェルター級 3分8R
△尹 文鉉(ゆん・むんひょん/ドリームジム/日本ウェルター級5位)
ドロー 判定1-1 ※77-75、76-77、76-76
△新藤寛之(宮田ジム/日本ウェルター級3位)

 サウスポースタイルの新藤は左ストレートと右フックをヒットさせていき、尹は飛び込むような右ストレートで応戦。3Rには尹が左ボディブローを叩き込む。

 4R、飛び込む尹が偶発的なバッティングにより左目の上を2箇所カットして流血。再開後も尹は飛び込んでフック、ボディブローを放つ。

 5R、右ストレートから細かくパンチを当てて行く尹が優勢に。6Rも尹が左フック、左ボディブローで攻め、新藤も右フックで応戦する。

 7Rには尹が右アッパー、左フック、右ストレートで新藤を追い込む。しかし、終盤に新藤が左ストレートをヒットさせ、尹は大きくバランスを崩す。8Rは両者一歩も退かないフックの打ち合いとなり、判定はドローとなった。

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