【バンゲリングベイ】阿佐美ラストファイトで寒川と打ち合い
バンゲリングベイ・スピリット
「~縁~ 八芳園 2015」
2015年11月4日(水)東京・八芳園ジュール
▼ライトヘビー級 3分3R ※首相撲あり
△寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット)
ドロー 判定0-0 ※29-29、29-29、30-30
△阿佐美ザウルス(TANG TANG FIGHT CLUB)
結婚式会場にリングが設置され、ディナーを楽しみながら格闘技観戦するというイベントがバンゲリングベイ・スピリット主催で行われ、アマチュアマッチ6試合、プロマッチ2試合が行われた。
阿佐美はKrush-70kg戦線で活躍し、来年3月に引退を考えているという。キック人生13年間の集大成として、「全てを尊敬しているので最後に戦いたい」と寒川直喜との対戦を直訴。今回実現した。
1Rからパンチで積極的に攻めるのは阿佐美。右ストレートを中心にどんどん前へ出て攻めていく。寒川は得意の左ジャブでけん制し、組むとヒザ蹴りを突き刺すが、阿佐美の突進にやや押され気味。
しかし2Rになると、寒川が一気に攻勢に転じる。左ミドル、右アッパー、ワンツーを次々とヒットさせて前へ出て、阿佐美を後退させた。後半、阿佐美がバックハンドブローで反撃、右ストレートを被弾した寒川だが、このラウンドは完全にペースを握った。
3R、阿佐美がコーナーへ詰めての連打を見せるも、寒川は頭を左右に振ってかわす。寒川のワンツーが阿佐美を捉えるが、阿佐美も必死に打ち返す。
一進一退の攻防はドローとなり、両選手にファッションモデルの道端アンジェリカから記念のトロフィーが贈られた。
阿佐美はマイクを持つと、「ずっと寒川さんに憧れていて、近くで練習や生活をともに出来て幸せでした。今日はそれを全部ぶつけて寒川さんという大きな男の壁を越えたかったけれど、越えられなかったです。男らしく打ち合いに来てくれた寒川さんに、自分は応えられたのか分かりませんが、自分なんかと試合をしてくれた寒川さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と涙声で語った。
続いて寒川がマイクを持つと、「いい試合をしたかったんですが、まだまだ自分自身との戦いに打ち勝っていかないといけないと感じました。彼は女だったら惚れちゃうような男なので、試合が出来て光栄でした」と、引退する阿佐美にメッセージを送った。
▼ヘビー級 3分3R
○KOICHI(バンゲリングベイ・スピリット/WPMF日本ヘビー級王者)
TKO 1R 1分24秒 ※パンチ連打
●ノブ・ハヤシ(ドージョーチャクリキ・ジャパン/K-1 JAPAN GP 1999&2004準優勝)
日本人ヘビー級ファイターとして期待され、現在3連勝中のKOICHIがK-1で活躍した古豪ノブと対戦した。ノブは白血病を克服し、今年7月に復帰後3戦目で初白星をあげた。
1Rが始まると同時にKOICHIがパンチで攻めていく。ワンツー、左右のフックが何度もヒットし、ノブは尻餅をつく。KOICHIはさらに左アッパー、左右フックを当てていき、ノブも右フックとジャブを返すが、KOICHIの勢いに押される。
そして、ロープを背にしたところでKOICHIの左ハイキックがクリーンヒット。ノブはダウンを喫し、立ち上がったところへKOICHIは飛びヒザ蹴りからパンチの連打で2度目のダウンを追加。最後もパンチのラッシュでノブをマットに沈め、TKO勝ちを収めた。
KOICHIはマイクを持ち、「今の気分は最高です。ノブ選手は自分がプロになる前から活躍していたトップファイターでした。白血病から現役に復帰した、折れない精神とパワーをもらいました。純粋にキックボクシングが好きなノブ選手と戦えたのは光栄ですし、自分の宝になりました」と感謝の気持ちを伝える。
ノブは「思い切り負けたので後悔はないです。僕の分も頑張ってください。僕もこれからまだやりますけれど、KOICHI君にはヘビー級を引っ張ってもらいたい」と、KOICHIにエールを送った。
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