【J-NETWORK】17歳・山口友花里が世代交代、女王の座に就く
J-NETWORK
「J-FIGHT&J-GIRLS 2015 6th」
2015年11月8日(日)東京・新宿FACE
▼第12試合 メインイベント J-GIRLSミニフライ級タイトルマッチ 2分5R
○山口友花里(空手道白心会/J-GIRLSミニフライ級5位/挑戦者)
判定3-0 ※50-48、50-47、50-47
●紅絹(NEXT LEVEL渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者)
※山口が新王座に就く。紅絹は2度目の防衛に失敗。
山口は昨年春の高校進学と同時にプロデビュー。16歳にしてシュートボクシングの「Girls S-cup 2014 48kg日本トーナメント」を制し、一躍その名を轟かせた。そして今年5月に開幕したJ-GIRLSミニフライ級次期王者挑戦者決定トーナメントに参戦。1回戦、決勝戦ともに圧勝劇で今回のタイトル挑戦権を掴んだ。
その山口を迎え撃つ王者・紅絹は2012年11月に王座を獲得。今年8月、シュートボクシングの「Girls S-cup 2015 48kg日本トーナメント」では惜しくも優勝は逃したものの準優勝を飾り、J-GIRLSランカーを次々と破って格の違いを見せつけた。
1R、山口は強い左ローと顔面前蹴りを次々と命中させていく。紅絹は回り込みながら左右ローを蹴る。
2R、紅絹がパンチを見せてのローを狙って行く。山口は変わらず前蹴り、左ロー、左ストレートを当てて行くが、その打ち終わりに紅絹がローを蹴り返す。
3Rも執拗に打ち終わりにローを蹴る紅絹。すると山口はジャブ主体に切り替えて左ローを蹴る。さらに顔面前蹴りが命中。紅絹も左右フックを放つ。
4R、山口が前蹴りで距離を取りつつパンチを当てて行く。紅絹のパンチはかわしてジャブとロー。山口は左右ストレートをボディにも突き刺す。
5R、勝負に出る紅絹がパンチを出して行くが、山口は前蹴りで距離を取り、パンチを当てて行く。当たりは軽くだが右ハイもヒットし、打ち合いになると山口のパンチが紅絹を捕らえる。
判定は最大3ポイント差をつけて山口がテクニックを見せ付けての勝利。デビューから1年4カ月で初のチャンピオンベルトを巻いた。
山口は「サウスポー対策をしてきたのと、以前よりも蹴りが出ていたのがよかったと思います。あとはジャブが入ったこと」と勝因をあげ、「これから3階級制覇を目標に頑張っていきたいと思います。MMA(総合格闘技)の試合もやりたいです」と語った。
▼第10試合 J-GIRLSピン級次期王者挑戦者決定トーナメント決勝戦 サバイバルマッチ1(2分3R延長1R)
○松下えみ(T-KIX GYM/J-GIRLSピン級1位、TRIBELATEピン級王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●吉野楓香(よしの・ふうか/闘神塾/J-GIRLSピン級5位)
※松下が挑戦権を獲得。本戦は29-29、28-29、29-29
今年2月より開幕したJ-GIRLSピン級次期王者挑戦者決定トーナメントの決勝戦。、“戦う女社長”こと松下と、“忍者女子高生”こと吉野が対戦する。
1R、吉野がワンツーからロー、接近するとヒザ蹴りを突き刺すなど優勢に進める。
しかし2R、松下は前蹴りで近付けさせず、右ローを狙い撃ち。吉野は近付けなくなるが、それでもローから打ち合いを挑む。
3R、松下が攻めてくるところにパンチ、前蹴りを合わせ、さらに打ち合いで的確に当てるのは吉野の方だが、松下の前に出るアグレッシブも評価されたかドローに。
延長R、吉野はパンチ、ロー、ヒザ蹴りと攻めるが松下が馬力で前へ出て吉野を押して行く。スタミナが切れたか、吉野は押されて倒れてしまい、印象が悪い。松下が最後にパンチをまとめ打ちし、判定は松下の勝利を支持した。
松下は「私が目標にしているのはメンタルの強さで、ぐちゃぐちゃでしたが松下の気持ちファイトを見せられたかと思います。Chihiro選手は強いので、もっと練習して勝ちにいきたい」とタイトルマッチへ向けての意気込みを語った。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
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