【WSR】T-98、TOMOYUKIを飛びヒザでKO
ウィラサクレックフェアテックス
「SUK WEERASAKRECK XI」
2015年11月8日(日)東京・ディファ有明
▼第11試合 70kg契約 3分5R
○T-98(たくや/クロスポイント吉祥寺/WPMF世界ミドル級王者)
TKO 5R57秒
●TOMOYUKI(センチャイムエタイジム/MuayThaiOpenスーパーウェルター級王者)
9月に岡山でWPMF世界ミドル級王座を奪取し、3階級5冠を達成したT-98と、ムエタイのみならず国際式ボクシングでも王座に就く剛腕TOMOYUKIによる一戦。
1R、両者はローとミドルの蹴り合いから入り、T-98は右ローでダメージを与えるが、TOMOYUKIも重い音を立て得意とするボディフックを打ち込んでいく。
2R、T-98はさらにローを当て、組んでからのヒザとTOMOYUKIより先に、また上回るピッチで攻撃を繰り出す。TOMOYUKIはパンチを振るうも顔へのクリーンヒットを得られず、変わらずボディをめり込ませるがT-98は動きを落とさない。
3RもTOMOYUKIはボディフックを放ち、ここまで異状を見せずにきたT-98だが、効いてしまったかやや動きが落ちて後退。しかしTOMOYUKIが追撃せんと出ると得意の首相撲で絡め取り、ヒザ蹴りを集める。TOMOYUKIがヒザを返してくると投げを合わせてマットにコカし、組みヒザ、変わらずの右ローと、ゴツゴツした戦いで徐々にムエタイゴリラぶりを発揮していく。
4R、TOMOYUKIは右ローが効いて前に出られずロープを背にする。T-98はこれに対し、ヒザ、右ロー、ボディストレートと攻勢を強め、左足が効いているTOMOYUKIは右ローを当てられ、バランスを崩して倒れる場面も見せる。ロープを背に応戦するTOMOYUKIだが、T-98を下がらせることができない。
5R、パンチを振るいT-98に向かったTOMOYUKIだがT-98は逆に圧力を掛けて下がらせ、ロープ際まで追い詰めるとフワリと跳んで右ヒザを一撃。これでタフなTOMOYUKIを大の字に倒してノックアウトし、中量級ムエタイ王者対決を制した。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼第10試合 WPMF日本スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
○KOUMA(WSRフェアテックス荒川/WPMF日本スーパーバンタム級6位)
TKO 4R1分11秒
●邦博(真樹ジムオキナワ/WPMF日本スーパーバンタム級2位)
沖縄の軽量級トップファイター邦博と、ここまで9戦8勝(3KO)1敗で進んだKOUMAによる王者決定戦。
1R、左右フックで迫るKOUMAだが、邦博は中盤から右ローを多用し、KOUMAはこれにダメージがあるか、掴む動きを度々見せる。1Rの採点は3者10-10でイーブン。
2R、邦博は右ローを止めず、終盤にはこのダメージでKOUMAの体を「く」の字にさせる。そして、意識が下に行ったところで右ストレートを打ち込み、フラついたKOUMAはスタンディングダウンを宣せられる。2Rの採点は3者10-8で邦博を支持。
3R、ダウンを奪われ足にもダメージを負い後のないKOUMAは、距離を詰めて打ち合いを挑み、邦博にローを出させない。接近戦でボディブローを打ち込み効かせたKOUMAに対し、邦博もヒザを返す。
3Rの採点は2者が10-9で盛り返したKOUMAを支持し、1者は10-10でイーブン。
4R、打ち合いを挑んでくるKOUMAにヒジで応戦した邦博だが、逆にKOUMAの右ヒジがカウンターでヒットし右目上をカット。邦博の傷は深くここで試合はストップとなり、KOUMAが逆転でベルトを腰にした。
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