【NJKF】宮越兄弟がWBCインター王座獲得、次は世界へ
ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF 2015 9th」
2015年11月15日(日)東京・後楽園ホール
▼第10試合 メインイベント WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
○宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※49-47、50-47、50-47
●アディール・コージャ(フランス/WBCムエタイ世界スーパーウェルター級16位)
※宮越が新王座に就く。
宮越はWBCムエタイ日本統一ウェルター級とスーパーウェルター級の二階級制覇を達成し、今回念願のインターナショナル王座への挑戦が実現。王座を争うコージャの戦績は36戦25勝(9KO)9敗2ノーコンテスト。母国フランスのみならず、タイ(ルンピニーも含む)、カンボジア、中国、マレーシアなどで試合経験を持つ国際派ファイター。
1R、お互いに強いローを蹴り合い、コージャは左ミドルを的確に当ててくる。宮越はジャブと右ストレートで間合いを詰めていく。
2Rもローの蹴り合い。強いローが応酬される中、宮越のパンチからの左ローが強烈に決まる。コージャは自分の足を叩き、“効いてないよ”のゼスチャーからパンチを放っていく。
3R、ローを蹴られたくないのかコージャは左ミドルを連発する。宮越はパンチで切り込むとコージャが組み付くため、宮越が攻めきれない展開。
4R、宮越の左ボディブローからの右フックがヒット。パンチとヒジで倒しに行くと、コージャは左ミドルを連打して宮越をなかな近付けさせない。
5R、後ろへ下がり続けるコージャに、宮越が左ハイキック。ガードの上からでも破壊力を感じさせる。さらにローでは左右両方ダメージを与え、蹴られるのを嫌がるコージャが左右の足を交互に上げるほど。
最後までパンチとローで攻め込んでいった宮越だが、倒しきれずに決着は判定へ。ジャッジ2名が最大3ポイント差をつける完勝でWBCムエタイ・インターナショナル王座に就いた。
宮越はマイクを持つと、「これから世界のベルトを目指して兄弟で頑張っていきます」と、弟・慶二郎とWBCムエタイ世界タイトルを目標にすると宣言。
セミファイナルでWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王座を獲得した弟とともに記念撮影に応じた。
※この試合の速報動画(3~5Rをノーカット)はこちら
▼第9試合 セミファイナル WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王座決定戦 3分5R
○宮越慶二郎(拳粋会/WBCムエタイ日本統一ライト級王者)
KO 3R 3分04秒 ※右ストレート
●パウ・イリアナ・ガスケス(スペイン/WBCムエタイ世界ライト級16位)
※宮越が新王座に就く。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
宮越兄弟の弟・慶二郎が、先陣を切ってWBCムエタイ・インターナショナルタイトルマッチに臨んだ。王座を争う相手ガスケスの戦績は18勝9敗。タイでムエタイの練習を積んでいるという。
1R、慶二郎は得意のフットワークをあまり使わず、右ローを狙い撃ちにしていく。ガスケスはミドルを巧みに当て、ミドルをフェイントにストレートも打ってくる。宮越は終盤、右ローのラッシュを見せた。
2Rになると宮越はパンチ中心の攻めに切り替える。ガスケスもパンチを打ち、右ストレートをもらうと宮越はすかさず右ストレートを打ち返す。宮越の左ストレートにガスケスは吹っ飛び、宮越は左ボディブローも突き刺す。
3R、ガスケスはハイキックとヒジを狙ってくるが、宮越はクリーンヒットを許さない。そして右ハイをスウェーでかわし、左ローを蹴って崩してから矢のような右ストレートを突き刺す。バッタリと豪快に倒れるガスケス。宮越が見事なKO勝ちでWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得した。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
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