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【ONE】元ムエタイ王者デェダムロン完勝

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2015/11/17(火)UP

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ワンツーで前に出てくるブライアン(左)を右ヒジで迎撃したデェダムロン(右)

ONE
「ONE 33 -Pride of Lions-」
2015年11月13日(金・現地時間)シンガポール・インドアスタジアム

▼メインイベント 52.9kg契約 5分5R
○デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ/ONE世界ストロー級王者)
判定3-0
●ヤゴ・ブライアン(ブラジル)

 メインイベントには、日本でも活躍したムエタイ戦士で元ルンピニースタジアム認定ミニフライ級&ライトフライ級王者デェダムロンが登場。当初は保持するONE世界ストロー級王座の防衛戦を行うはずだったが、挑戦者ブライアンが体重オーバーのため、ノンタイトル戦となった。

 1R、ワンツーを放って前に出るブライアンに、デェダムロンは右ローを中心に右ヒジでも迎え撃つ。デェダムロンはブライアンのパンチで右目上をカットし、流血してドクターチェック。再開するとデェダムロンはブライアンの前進に左ミドル、右ヒザ蹴りを合わせていく。

 2Rになるとデェダムロンは目が慣れたか、ブライアンのパンチをほとんど被弾することなく、左ミドル、ジャブ、右ローをヒットさせてはすぐに離れる。追いかけるブライアンだが、デェダムロンはパンチをかわしていく。

 3R、右ミドルで前に出たディダムロンにブライアンの右ストレートがヒット、これでヒザを着いたデェダムロンへさらに右フックを見舞う。いきなりピンチを迎えたデェダムロンだが、ジャブで距離を取って体勢を立て直した。

 4R、ブライアンが組みに行ったが、ディダムロンはケージを背にしてテイクダウンを許さない。離れるとジャブでけん制し、左ミドルを何度もヒットさせるディダムロン。絶妙な間合いでブライアンのパンチをかわしていく。

 5Rも自分の間合いで自分の戦い方を貫くデェダムロン。ブライアンは組んで投げを見舞おうとしたが、デェダムロンに防がれる。残り20秒を切るとデェダムロンがヒザ蹴り、ミドルの数をやや増やし、優勢を印象付けた。判定は3-0でデェダムロンの勝利となった。


 

右ストレートでダウンさせた朴が上からのパンチ

▼フェザー級 5分3R
○朴 光哲(KRAZY BEE/初代修斗環太平洋ウェルター級王者、初代ONE FC世界ライト級王者)
TKO 2R 1分19秒
●メイジャー・オーバーロール(アメリカ)

 1R、オーバーロールはハイキックと振り回すような右フックを多用。さらにバックハンドブローや後ろ回し蹴りなどの回転系の技も放つ。

 朴は前に出ながらも手はあまり出さず様子見か。

 2R、やはり前に出る朴がジャブを何度も当てる。そして下がるオーバーロールに右ストレートを直撃してダウンさせ、上からのパンチ連打。立ち上がったオーバーロールの顔面、ボディへパンチを見舞い、オーバーロールが戦意喪失したところでレフェリーが試合をストップした。

photo=ONE 

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