【BOM】引藤伸哉、ラッチャヨーティンにKOでリベンジ
BOMプロモーション
「The Battle of Muaythai 10~ The 10th anniversary tournament ~」
2015年12月6日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール
▼第12試合 ダブルメインイベント2 ウェルター級 3分5R
○引藤伸哉(ONE’s GOAL/WPMF日本ウェルター級王者)
TKO 4R9秒 ※左ローキック
●ラッチャヨーティン・センモラコット(タイ/センモラコットJAPAN)
引藤は昨年12月に田中秀弥に勝利し、WPMF日本王座を獲得。対するラッチャヨーティンはタイの名門センモラコットジムの日本支部でトレーナーを務める傍ら、150戦以上の戦績を持ち、日本国内では大和哲也との対戦経験も持つ。両者は今年7月大会で対戦し、ラッチャヨーティンが判定勝ちしている。今回、引藤がラッチャヨーティンとの再戦を強く希望したことで実現した。
1R、サウスポーの引藤は左ローをこつこつ当て、様子見のラッチャヨーティンは右ミドル、右ストレートを返す。
ラッチャヨーティンの右ミドルをブロックする引藤はすぐに攻撃を返していく。
2R、引藤は前蹴り、左ミドルで距離を取りながら左ロー。首相撲の攻防になっても引藤は互角にヒザを当てる。3R、さらに積極的な攻めを見せる引藤は前蹴り、左ロー。ラッチャヨーティンは右ミドルを返していくがブロックされる。引藤のローを嫌がるラッチャヨーティンは首相撲を仕掛けるが突破口を見出せない。終盤にはラッチャヨーティンは疲れを見せ、ローを受けて棒立ちになる。
4R、開始早々、引藤の左ロー一発でラッチャヨーティンはダウンし、そのまま立ち上がれず。
レフェリーがストップし、引藤がTKO勝利でリベンジに成功した。
▼第11試合 Wメインイベント1 バンタム級 3分5R
○パジャンチャイ・PKセーンチャイムエタイジム(タイ/PKセーンチャイムエタイジム/元ルンピニー二階級制覇など6冠王)
判定3-0 ※50-47、49-47、50-47
●闘魔(Fighting Kairos/元WBCムエタイ日本バンタム級王者など5冠王)
引退試合を行う闘魔は殺傷能力の高いパンチとヒザ蹴り、そして日本最速と本人が豪語する前蹴りで2010年8月~2011年11月のわずか1年3カ月の間に、WPMF&WBCムエタイ日本バンタム級王座などの5つのベルトを獲得した。対するパジャンチャイは元ルンピニースタジアム認定フライ級・スーパーフライ級の2階級を制覇するなど、6冠王。現在、ルンピニー、ラジャダムナンのバンタム級で上位にランク入りしているが、“タイ国バンタム級最強”と呼ばれている。
1R、前蹴り、左右フックのパジャンチャイに対し、闘魔は冷静に距離を取り前蹴り。パジャンチャイがパンチのラッシュを仕掛けても闘魔は組み付いて攻撃を寸断する。パジャンチャイは組んでからのこかしを3度も見せてテクニシャンぶりを発揮した。
2R、闘魔は素早い出入りでヒジ。パジャンチャイは右ストレートをクリーンヒット。パジャンチャイがこかしを仕掛けると、闘魔は耐える。パジャンチャイは右ローを出しながらプレッシャーを強める。
3R、パジャンチャイは右ローを主軸とした攻め。闘魔は伸びのあるワンツーを見舞うがステップでかわされてしまい決定打を奪えない。パジャンチャイは組み付くと右ヒジ・ヒザ連打、さらにこかして優勢を印象づける。
4R、変わらず主導権を握るパジャンチャイは闘魔をコーナーに詰めてヒザ・パンチラッシュ。耐える闘魔は前に出るが、パジャンチャイの強烈な右ローで闘魔はなぎ倒される。
5R、闘魔は積極的にパンチを出しながら前に出るが、逆にパジャンチャイのラッシュからコーナーに追い詰め右のジャンピングハイキック。
耐えた闘魔が反撃に出、終盤には闘魔クロスカウンターがヒットする場面もあるなど果敢に打ち合ったが、ここで終了のゴング。大差の判定で敗れた闘魔は10カウントゴングを聞き現役生活に別れを告げた。
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