【MAX FC】韓国メジャー大会で4冠王・若山が接戦の末に敗れる
MAX FC
「MAX FC 02」
2015年12月12日(土・現地時間)韓国・大邱 慶一大学校総合体育館
▼メインイベント 53kg契約 3分5R
○ユン・ドクジェ(韓国/韓国フライ級王者)
判定3-0
●若山龍嗣(DRAGON/J-NETWORKスーパーフライ級王者、DBSスーパーフライ級王者、PK-1スーパーフライ級王者)
韓国の新メジャー打撃格闘技大会MAX FC(MAX Fighting Championship)が2回目となる大会が行われ、3千人を超える観客が激闘に酔いしれた。
MAX FCは豪華な照明や煽り映像、派手な演出の選手入場など最盛期のK-1を彷彿させる韓国のビックイベント。熱意あるスポンサーの元、韓国全土の様々なジムが手を結び運営されている。韓国全土にTV放送されていて、早くも韓国ナンバー1のキックイベントとなっている。
ルールは3分3R、ヒジありで、首相撲からのヒザ蹴りは2発までという独特なモノ。全体的に打ち合いが多く、首相撲のブレイクが早いアグレッシブなキックボクシングスタイル。
今大会のダブルメインに出場した4冠王・若山龍嗣(DRAGON)は前の試合(11月29日の戦場16)から僅か12日という短いスパンでの強硬出場となった。対戦相手の韓国フライ級王者ユン・ドクジェ(韓国)は若干20歳で175cmの長身選手。前回日本で貴センチャイジムをバックヒジで逆転KO勝ちしている韓国軽量級のエースと言われている。
1R、両者ともに動きが固いながらも若山がパンチで見せ場をつくる。左フックでドクジェがぐらつくシーンもあり大きな会場が静まりかえる。
2R、若山のパンチとドクジェのミドルが交差し途中までは全くのイーブン。前の試合で脛を痛めてローキックが蹴れずパンチだけの若山に対し、ドクジェはミドルのカウンター。後半コーナーに下がった若山の顔面にドクジェの飛びヒザが直撃する。ダウンこそ逃れたものの、この一発で流れがドクジェに。
3RダメージがありながらもKOを狙って前進する若山のパンチに、ドクジェはミドルを合わせ、組んでは長身を生かしたヒジ・ヒザで優位に立つ。全体的には接戦ながら後半ポイントを稼いだドクジェが3-0で判定勝ちした。
もう1つのダブルメインには重宗(TSKJapan)が三日月蹴りでダメージを負い、最終ラウンドに見せ場を作るも判定負けした。
大盛況に終わったMAX FCは、次回、首都ソウルで来年2月に開催予定。急成長中の韓国のキックイベントMAX FCは龍野右紀(Y’ZD代表)役員の元、日本での開催も視野に入れているという。
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