【パンクラス】修斗ランカーの冨樫、元UFCファイターのチョープを撃破
パンクラス
「PANCRASE 274」
2015年12月20日(日)福岡・西日本展示場本館中展示場
▼第7試合 メインイベント ライト級 5分3R
○冨樫健一郎(パラエストラ広島/パンクラス・ライト級8位、修斗環太平洋ウェルター級4位)
判定2-1 ※29-28、29-28、28-29
●ウィル“THE KILL”チョープ (アメリカ/JUGGERNAUT FIGHT CLUB)
18年ぶりの九州大会のメインに登場した冨樫は今年8月、約3年ぶりのパンクラス参戦を果たし、三角絞めで一本勝ち。現在3連勝と勢いに乗っている。対するチョープは194cmの長身を誇り、UFCにも参戦経験あり。パンクラス初参戦ではチョークスリーパーで一本勝ちし、実力を見せ付けたが、パンクラスのエースISAOとの対戦では判定負け。今回はフェザー級からライト級に階級を上げての参戦となる。
1R、まずチョープがローキック、ボディブローと攻めてくるが、ペースはゆっくり。冨樫はパンチを返す。パンチを打ち合うと冨樫が金網へ押し込み、持ち上げてテイクダウン。チョープは冨樫の頭部にヒジを連打すると、冨樫は相手を立たせずにパンチを落とす。サイドポジションで抑え込み、チョープに何もさせない。ジャッジは三者10-9で冨樫を支持。
2R、既に消耗の激しいチョープはローキックやパンチなど手数は出しているが、明らかにパワーが落ちている。冨樫は冷静に、近づき過ぎずチャンスを狙う。残り10秒で冨樫がフロントチョークへ。ジャッジが二者10-9冨樫、1人が10-9チョープ。
最終R、チョープのパンチをかわし、冨樫が金網へ押し込む。いったん離れ、パンチを打ち合う。チョープは組んで金網へ押し込むと、ヒザを打ち込み大きく投げる。しかし、冨樫はすぐに立つ。チョープはおぶさろうとするも、展開を作れない。冨樫は手数は少ないがパンチが当たる。チョープが前蹴りから組んで金網へ押したところで終了。判定2-1で冨樫が勝利した。
▼第6試合 セミファイナル フライ級 5分3R
○古賀靖隆(Lotus世田谷/パンクラス・フライ級4位)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●清水俊一(宇留野道場/HF/パンクラス・フライ級7位)
地元・福岡出身の古賀。ここ7戦負けなしだったが、今年10月に神酒龍一に判定負け。ぜひとも地元で勝ち、今年を締めくくりたいところだ。一方の清水は、10月に荻窪祐輔との対戦がノーコンテストとなった。
1R、お互いに様子見の中、ローキックからパンチで先に前に出たのは古賀。清水は組んで金網へ押す。投げて倒そうとするが、古賀が体を入れ替えて離れる。古賀が飛び込んでパンチ連打! 組んで金網へ押す。さらに立って殴り、かぶさってボディブロー。
清水が立つと、古賀は大きくパンチを振っていく。清水がタックルに入るが、古賀が上となって鉄槌。さらにサイドポジションに移行し、ガッチリ抑え込んで清水を逃がさない。清水は腕をかかえているが、古賀が抜いてパンチを落としたところでゴング。ジャッジは三者とも10-9で古賀を支持。
2R、清水がタックルからテイクダウン。古賀は回って上になり、鉄槌を落とす。腕十字を狙うが、これは極まらず。低い姿勢で古賀のパンチをかわした清水が足を取るが、古賀は戻して、パンチで金網際へ追っていく。清水はタックルからバックを取るが、首は狙えず。顔にパンチ連打、さらにサイドポジションを取る。古賀はヒジ、鉄槌を落とす。清水は古賀を立たせない。ジャッジは三者10-9で清水。
3R、開始直後、古賀のローキックがローブローとなり試合が中断される。規定の5分を超えても清水が回復しないため、ここまでの裁定となる。判定は2-1で古賀が勝利したが、古賀はケージ上で土下座し清水に謝罪した。
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