【修斗】斎藤裕が中村ジュニアを返り討ち、世界王者に
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦」
2016年1月11日(月・祝)東京・後楽園ホール
▼第7試合 メインイベント 修斗世界ライト級チャンピオン決定戦 5分5R
○斎藤 裕(パラエストラ小岩/修斗環太平洋ライト級王者・同級世界1位)
判定3-0 ※49-47、49-45、49-46
●中村ジュニア(マッハ道場/修斗世界ライト級3位)
※斎藤が新王座に就く。
両者は昨年5月に対戦し、この時は中村が保持していた環太平洋タイトルに斎藤が挑戦。3Rを通して試合を支配し続けた斎藤が中村を破り、第7代王者に輝いた。今回は空位の世界王座を懸けての再戦となった。
1R、左へ速く回り込む中村だが、斎藤は巧みにパンチ、蹴りをヒットさせていく。斎藤の左ハイをガードしたかに見えた中村だが、大きくグラついて倒れる。すかさず斎藤がスリーパーを狙うが、中村はしのぐ。
2R、中村が左ハイから低く潜り込んでのパンチ、そしてタックルでテイクダウンに成功する、立ち上がる斎藤だが、中村は持ち上げて再びテイクダウン。抑え込む中村だが残り30秒でブレイクに。このまま中村優勢のまま終わるかと思われたが、斎藤はパンチと飛びヒザ蹴りを終盤に繰り出す。
3R、潜り込んでくる中村に斎藤はヒザを突き刺し、離れるとミドルキック。中村はテイクダウンを奪うもその後の展開が作れない。
タックルに来た中村に斎藤は体勢を入れ替えて逆にテイクダウン。
4R、パンチとローで前へ出る中村を斎藤がタックルでテイクダウン。しかし、中村が上下を入れ替えて上になる。中村は抑え込むがブレイクに。回り込んでジャブを出し、打撃を狙う斎藤に中村はタックルを仕掛けていく。斎藤は終盤に飛びヒザ蹴りを連発していく。
5R、中村が前に出て圧力をかける。パンチ連打からテイクダウンを奪った斎藤だが、中村は立ち上がる。前に出る中村に下がる斎藤。中村がタックルでテイクダウンに成功する。抑え込んで細かくパンチを出す中村。残り1分30秒でブレイク。最後に斎藤がテイクダウンを奪い、バックを奪ってスリーパーを狙うが、中村も背後へのパンチで応戦する。
熱戦の勝敗は判定へもつれ込み、斎藤が最大4ポイントの差をつけて中村を返り討ち。14戦目で世界王座に就いた。
斎藤はマイクを持つと、「修斗の歴代チャンピオンは周りに認められる強いチャンピオンばかりですが、自分もこれからもっと厳しい相手と激しい試合をして認めてもらえるように頑張っていきます」と、名王者への道を歩き出すと語った。
▼第6試合 セミファイナル 環太平洋ウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○松本光史(マスタージャパン/修斗環太平洋ウェルター級王者)
一本 1R 3分59秒 ※スリーパーホールド
●AB(和術慧舟會駿河道場/修斗環太平洋ウェルター級7位・挑戦者)
※松本が2度目の防衛に成功。
松本が2度目の防衛戦を迎えた。挑戦者のABはパンクラスやDEEPで活躍し、今年7月に修斗初参戦を果たすと2連続で秒殺勝利を上げ、今回3戦目で王座挑戦にたどり着いた。
1R、松本は強い右ローと左右のロングフックで上下に揺さぶる。ABもパンチを放つが松本はかわしていき、巧みな間合いで自分のパンチとローを当てていく。
松本の右フックがクリーンヒットし、膝を着くAB。松本はパンチで一気に襲い掛かり、ABのバックを奪うとそのまま寝技へ。背後からABの顔面にパンチを打ち、スリーパーホールドをガッチリと極めて一本勝ち。圧勝の防衛となった。
松本はマイクを持つと、「防衛戦は苦手なんですが、これで前の分(初防衛戦で川名雄生を相手にドロー防衛)は帳消しになると思います。やっと上のベルトが空いたので(世界王座が空位)、僕がこの試合前に世界ランク2位になって挑戦権はあると思うので、次になるか分かりませんが世界戦を見に来てください。相手は誰でもいいわけではなく修斗のてっぺんを決める試合になると思うので、修斗のウェルター級で一番強いヤツと戦って勝って、僕が世界チャンピオンになりたいと思います」と、同門の先輩・弘中邦佳が返上した世界王座を獲ると宣言した。
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