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【インヴィクタ】魅津希が一本勝ち、3戦ぶり勝利

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2016/01/16(土)UP

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「Invicta FC 15-Cyborg vs Ibragimova-」
2016年1月16日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州コスタメサ

▼第3試合 女子ストロー級 5分3R
○魅津希(空手道白心会)
一本 3R 3分41秒 ※腕ひしぎ十字固め
●レイシー・シャクマン(アメリカ)

16歳でプロデビューし、最初から“天才格闘少女”と呼ばれ注目を浴びた魅津希。昨年8月で21歳を迎えた

 魅津希はMMA(総合格闘技)でDEEP JEWELSライト級王者、立ち技でシュートボクシングのGirls S-cup -53.5kgトーナメント優勝と、MMAと立ち技の両方で王者となった“天才格闘少女”。

 Invicta FCは、女子単独のMMA(総合格闘技)大会では世界最大規模を誇るプロモーション。魅津希は過去3度Invictaに参戦しているが、初戦で勝利して以降は連敗を喫している。

 ただし、そのいずれもが接戦で、判定2-1とほぼ互角の戦いを演じたカロリーナ・コバケビッチはその後UFC進出を果たして勝利を収めており、魅津希がUFCファイターレベルに肉薄しているのは間違いない。

国内ではDEEP JEWELSストロー級王座に君臨。昨年8月には初防衛に成功した

 今回の対戦相手シャクマンは、現Invicta FCアトム級王者・浜崎朱加と2012年7月に対戦し、腕十字で敗れている。前回のInvictaではTKO勝ちしているが、戦績は11勝9敗。魅津希としては浜崎に続いてクリアしたい相手だ。

 2Rに魅津希はサイドポジションでシャクマンを抑え込み、マウントポジションを奪取。パンチを叩き込み、さらに逃げようとするシャクマンのバックを奪って背後から顔面にパンチ。得意の腕十字を仕掛けるが、これは防がれた。

 しかし、魅津希はすぐに起き上がるとすかさず上のポジションを奪ってパンチと強烈なヒジ。シャクマンは下から足関節技を仕掛けたが魅津希は難なくかわして上からパンチを入れ続ける。残り40秒、上下を入れ替えられた魅津希だがすぐに上を奪い返し、優勢のままこのラウンドを終えた。

卓越したボクシングテクニックが持ち味だが、寝技では腕十字を得意とする(写真は昨年8月のDEEP JEWELS)

 3R、魅津希はワンツーを放ち、シャクマンのハイキックをかわすとローを返す。組み付いた魅津希が片足タックルでテイクダウン。シャクマンのフロントチョークの体勢を解除して上を奪い、またもマウントになってパンチを叩き込む。

 そして殴りながら腕十字の体勢に。クラッチがなかなか切れなかったが、しつこく狙い続けて最後はきっちりと極めて一本勝ち。魅津希がInvictaでは2013年7月の初参戦以来の勝利を収めた。

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