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【WINDY】新体制で初トーナメント開催、6人のジュニア王者誕生

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2016/01/31(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

WINDY事務局
「第3回WINDY Super Fight」
2016年1月31日(日)東京・大森ゴールドジム

各階級の優勝者(左から)小山竜矢、原田優音、中川一臣、内田耀介、佐藤虎我、古村光

 昨年8月に、新体制となったWINDYが、今年最初の大会を迎える。これまでWINDYは、20kg級から55kg級で5kg刻みでの階級で実施されてきたが、新体制になって初めて行われるワンデートーナメントは、ジュニアの現状を踏まえ、激戦区となっているであろう階級を独自に制定。

 キックボクシング部門(WINDY KICK)とムエタイ部門(WINDY MUAYTHAI)の2部門に分け、競技層の底上げを図る。トーナメントの組み合わせはくじ引き形式で行われ、決勝に関しては、キック部門では3R制、ムエタイ部門では5R制で行われた。


 


▽キックボクシングの部

▼WINDY KICK 51kg級トーナメント決勝戦
◯小山竜矢(パワーオブドリーム)
判定
●初田慎之介(LEGEND)
三者ともに30-29 
※小山がトーナメント優勝と同時に同級王者に就く。

 エントリー者が両者のみであったため、そのまま王座決定戦となった。小山が左ミドルを打つのに対し、初田は右ロー。小山の左ミドルをキャッチしコカす初田。互いに切り返しが早く、スピーティーな展開に。これが3R通じて続き、僅差で小山が勝利し、新王者に就いた。


 


▼WINDY KICK 43kg級トーナメント決勝戦
◯原田優音(ゴールデングローブジム)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-27
●井手口優斗(パワーオブドリーム)
※原田がトーナメント優勝と同時に同級王者に就く。

 これまでパンチ主体で勝ち上がってきた原田は、右ローを混ぜながらパンチにつなげ、積極的に攻めていく。一方の井手口は前蹴りから右ローと右ミドルで応戦。

 2Rになると、井手口は前蹴りを打ちながら距離を取り、原田が左フックとワンツーで応戦。3Rになると、左右ローとワンツーを打ち分け、有効打を重ねていく原田。井手口は変わらず前蹴りと右ロー。判定の結果、原田が勝利し、WINDYで初となる王座戴冠を果たした。

▼WINDY KICK 43kg級トーナメント準決勝戦
◯原田優音(ゴールデングローブジム)
判定
●白幡裕星(龍拳會)
※原田が決勝戦進出

 プレッシャーをかけながらジリジリと距離を詰めていく原田。すると、原田は一気に距離を詰めてワンツーを打ち込んでいく。白幡は組んで原田のパンチを止めようとするが、原田は左右フックとワンツー、右ローと素早いコンビネーションを決めていく。白幡もパンチで応戦していくが、原田のパンチに徐々に押され気味に。判定の結果、原田が勝利し、決勝戦進出を決めた。

▼WINDY KICK 43kg級トーナメント準決勝戦
◯井手口優斗(パワーオブドリーム)
判定
●大村修輝(パワーオブドリーム)
※井手口が決勝進出

 リーチの差で上回る井手口は、リーチ差を活かして右ミドルと左ハイキック。大村はパンチ主体で井手口に応戦。2Rになると、井手口は距離を取りながら右ミドルと右前蹴りを打ち分ける。井手口が終始ペースを握り、判定で井手口が勝利。決勝進出を決めた。

▼WINDY KICK 43kg級トーナメント一回戦
◯原田優音(ゴールデングローブジム)
判定
●橋本歩(龍拳會)
※原田が準決勝進出

 回転の早いパンチを打つ原田は、プレッシャーをかけながら前に出て左右フック。左ミドルと右ローを返す橋本。原田は時折右ローを混ぜるが、パンチ主体のスタイルで攻めていく。原田は踏み込んでワンツーを打ち、左右フックを打ち右ロー。

 2Rになっても原田はほとんど蹴らずにパンチ主体のスタイル。橋本のヒザがヒットする場面が見受けられたが、原田は右ストレートとフックを多用。手数で圧倒した原田が判定で勝利し、準決勝進出を決めた。


 


▼WINDY KICK 33kg級トーナメント決勝戦
◯中川一臣(萬田道場)
判定3-0 ※29-29、30-29、30-29
●隈本浩志(Weed GYM)
※中川がトーナメント優勝と同時に同級王者に就く。

 1Rは互いに右ローを打ちながら様子見の状態だが、徐々に隈本が距離を詰めて右ボディストレート。中川はワンツーを打ちながら右ローで応戦。

 2R以降、隈本のワンツーと中川の右ロー、右ヒザという展開が続く。両者共に、手数と有効打とも五分に見えたが、判定の結果、中川が勝利。コールされた瞬間、その場で号泣しながらセコンドと喜びを分かち合い、腰にベルトを巻いた。

▼WINDY KICK 33kg級トーナメント準決勝戦
◯中川一臣(萬田道場)
判定
●山本アリーヤ・カレ(橋見塾)
※中川が決勝戦進出

 左右フックを打ちながら前に出る山本。中川は組むと、山本は強引に左右フックを打っていく。中川もパンチ連打で山本に応戦。山本の左ハイをかわし、山本のモーションが崩れかかったところに右ストレートを打ち込む中川。

 2Rになると、山本はガードを固めながらワンツーを打っていく。中川は徐々に手数を上げて山本とパンチの打ち合いに応じていく。終盤に追い上げを見せた中川が判定で勝利。決勝戦進出を決めた。優勝候補本命とされていた山本が準決勝で姿を消す波乱が起きた。

▼WINDY KICK 33kg級トーナメント準決勝戦
◯隈本浩志(Weed GYM)
判定
●和田拓飛(萬田道場)
※隈本が決勝戦進出

 1Rは互いにロープ際で足を止めてのパンチと右ローの打ち合いに。2Rも同様に、パンチと右ローの打ち合いが続き、2Rの中盤から隈本はヒザ蹴りを入れ、有効打を稼いでいく。判定の結果、隈本が勝利し、決勝戦進出を決めた。

▼WINDY KICK 33kg級トーナメント一回戦
◯山本アリーヤ・カレ(橋見塾)
判定
●吉田光成(Weed GYM)
※山本が準決勝進出

 山本は、前回大会で豪快なフックで一撃KOというインパクトの強い勝ち方をして、周囲を驚かせた。ジュニアきってのハードパンチャー山本が、満を持してトーナメントにエントリー。

 左右フックを振り回しながら、左ミドル、右ローを打つ山本。吉田は組んで山本のパンチを封じにかかる。しかし、山本は組まれても強引に左右のボディフックを打ち、組みが解けたところに右ストレート。

 2Rから吉田はワンツーから右ローを打ち手数を上げていくが、山本は前に出て左右フックを振り回していく。判定の結果、山本が勝利し、準決勝進出を決めた。これにより、中川との準決勝を争うこととなった。

▼WINDY KICK 33kg級トーナメント一回戦
◯中川一臣(萬田道場)
判定
●白川泰地(WSRフェアテックス蕨)
※中川が準決勝進出

 ゴングと同時に、中川が勢いよく飛び出してワンツーから右ロー。出鼻をくじかれた白川は、下がりながらも左ローで応戦。その後、中川は距離を取り右ローとワンツーを打っていく。2Rも中川は前に出て右ロー。中川の右ローにカウンターで右ストレートをヒットさせ、グラつかせるシーンがあったが、中川はパンチで手数を上げ、判定で中川が勝利。準決勝進出を決めた。

▼WINDY KICK 33kg級トーナメント一回戦
◯和田拓飛(萬田道場)
判定
●浦田拓真(谷山ジム)
※和田が準決勝進出

 パンチを打ちながら右ミドルを打っていく和田。和田のパンチに思わず下がってしまう浦田はワンツーで応戦。やがて、ミドルキックとパンチの打ち合いの展開が2R終了のゴングが鳴るまで続いていった。判定の結果、和田が勝利し、準決勝進出を決めた。これにより、和田は、先に勝ち上がった隈本と準決勝を争うこととなった。

▼WINDY KICK 33kg級トーナメント一回戦
◯隈本浩志(Weed GYM)
判定
●田中真郁(LEGEND)
※隈本が準決勝進出

 序盤からミドルキックの応酬が続く中、1R中盤から、隈本のワンツーから右ロー、左右フックと、パンチのコンビネーションが目立つ。田中の懐に入り、右ボディストレートを打ち込み、左右フックを連打。田中も左右フックで応戦するが、隈本がパンチの手数で押し切り、判定で勝利。準決勝進出を決めた。

<WINDY KICKトーナメント優勝者>
33kg級王者 中川一臣(萬田道場)
43kg級王者 原田優音(ゴールデングローブジム)
51kg級王者 小山竜矢(パワーオブドリーム)

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