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【K-1】ゲーオがグランダーに苦戦の末辛勝

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2016/03/04(金)UP

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長身のグランダー(右)に苦戦を強いられたゲーオ(左)。判定2-1の辛勝となった

K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-65kg日本代表決定トーナメント~」
2016年3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館

▼第10試合 スーパーファイト K-1 -65kg Fight 3分3R延長1R
○ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/K-1 WORLD GP -65kg王者)
判定2-1 ※29-28、27-28、29-28
●マサロ・グランダー(オランダ/King of Kings -65kg級王者)

 試合前、両者が向かい合うと同じ階級の選手とは思えないほどの体格差がある。当然、体格で優っているのはグランダーの方だ。

 1R、グランダーは最初から左右ストレートを伸ばして前へ出て行く。グランダーがワンツーを出してくると、それをかわしてゲーオはすぐに左へ回り込む。ゲーオの左ハイに右ストレートを合わせるグランダー。ゲーオのヒザ蹴りにもすぐヒザを返す。

 2R、勢いに乗るグランダーは左右ストレートで攻める。しかし、前へ出すぎるグランダーはすぐに組み付いてしまい、ゲーオも組んで両者に減点が与えられる。このラウンドはクリンチが続いてしまい、かみ合わない展開。

 3R、ゲーオが左ミドルから打ち合いにいくと右フックをヒット。グランダーが大きくバランスを崩す。ゲーオはヒザ蹴り、左ミドルで攻めて行き、パンチを打ちに来たグランダーに左ストレートを突き刺す。このラウンドもクリンチが多かったが、判定2-1の僅差でゲーオが勝利を収めた。

 敗れたとはいえ、グランダーがゲーオを苦しめたのは事実で、グランダーも6月24日に開催される-65kg世界トーナメントの有力候補に浮上したと言えるだろう。


多彩な足技を駆使したウルフ(右)が-60kg王者・卜部(左)を破る金星

▼第9試合 スーパーファイト K-1 -60kg Fight 3分3R延長1R
○ヨハネス・ウルフ(ドイツ/WKA世界ライト級王者)
判定2-0 ※30-28、29-29、30-29
●卜部弘嵩(K-1ジム・チームドラゴン/K-1 WORLD GP -60kg王者)

 1R、ウルフは軽快なステップを踏みながら、バックスピンキック、サイドキックなどを繰り出す。

 掛け蹴りに一瞬グラついた卜部だが、すぐに体勢を整えて前へ出るが、ウルフの蹴り技に前進を阻まれる。

 2Rも矢継ぎ早に蹴りを放つウルフ。卜部がなかなか攻撃を仕掛けることが出来ない。卜部の右ストレートがヒットするが、ウルフは顔面への蹴り連打で反撃。

 両者共になかなかクリーンヒットが奪えない展開が続く。

 3Rもウルフがバックスピンキックやサイドキックと蹴りを多用し、卜部を近付けない。卜部がやっと近付いてもクリンチで動きを封じてしまう。攻めあぐねる卜部にウルフが右ストレートをヒットさせ、判定は2-0でウルフの勝利。

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