【新日本キック】江幡塁、元ラジャランカー撃破でランキング入り
新日本キックボクシング協会
「MAGNUM 40」
2016年3月13日(日)東京・後楽園ホール
▼第12試合 メインイベント 日タイ国際戦 56.5kg契約 3分5R
○江幡 塁(伊原道場本部/元日本バンタム級王者、WKBA世界スーパーバンタム級王者)
判定2-0 ※49-48、49-49、49-47
●グライペット・ポータワッチャイ(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級9位)
ラジャダムナンタイトル奪取を目標に掲げている江幡は2013年9月に同タイトルに挑戦するも4RKO負け。それ以降は、現在3連続KOの6連勝中とタイトル挑戦に向けて調子を上げている。今回の相手グライペットは元ラジャランカーで85戦61勝(10KO)20敗4分の戦績を持つ22歳。
1R、サウスポーのグライペットは左ミドルのみの攻撃。江幡はしっかりブロックしながら右ローを返す。これまでになく慎重な様子の江幡は強引に詰めて左ストレートをヒット。終盤には左右フックのラッシュでグライペットを棒立ちにさせる。
2R、グライペットの強烈な左ミドルをもらった江幡は転倒。臆することなく江幡は右ローからパンチにつないで前に出る。3Rもグライペットは左ミドルのみの攻撃を見せ、的確に当てていく。江幡は左ローをこつこつ入れていき、距離を縮めると必殺のボディブロー連打。さらに右ハイをクリーンヒットさせグライペットを揺さぶる。
ローが効いてきたか、足の止まったグライペットだが、4Rも変わらず左ミドルを的確に返していく。江幡はローを入れながら、チャンスとみるや一気にパンチの連打を見せる。5R、グライペットの左ミドルをガードの上からもらいながらも江幡はボディブロー、左右フックとパンチの連打で追い込む場面を作り試合終了。
判定2-0で勝利した江幡は「KOで勝つことが出来ませんでしたが、元ランカーに勝ったのでラジャダムナンのランキング入りすることが出来ました」とアピール。試合後の控え室では、「年内にラジャダムナンタイトルに挑戦したい」と目標を掲げた。
▼第11試合 セミファイナル 日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○重森陽太(伊原道場稲城支部/日本フェザー級王者)
判定3-0 ※49-47、50-48、49-48
●石原將伍(ビクトリージム/日本フェザー級2位)
※重森が初防衛に成功
重森は僅か10戦目で日本バンタム級王者に輝いた。2014年10月の2度目の防衛戦で敗れると階級を上げ、昨年10月に内田雅之を破り日本フェザー級タイトルを獲得した。対する石原は今年1月に瀬戸口勝也との王座挑戦者決定戦を制し、現在9連勝中。
1R、重森が左ミドル、前蹴り、右ハイと蹴り技中心の攻めを見せる中、石原は後手に回りながらも右ストレートをクリーンヒット。2Rも何度も石原の右ストレートが顔面を捉え、重森はのけ反るがパンチを返していく。
3R、劣勢の重森だが、右ロー、右ミドルと蹴りを散らしていく。打ち合いの中で石原はヒジをヒットさせ、重森は額をカットし流血するも4Rになると左の蹴りと前蹴りをテンポよく当てる重森がペースを掴み、左ストレートもヒットさせる。
5Rには、石原の入りに合わせて重森が前蹴りをヒットさせ、右ミドル、右ハイを当てて行く。さらに石原のパンチにはヒジを合わせていく。判定3-0で重森が勝利し、初防衛に成功した。
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