【コンバットレスリング】前パンクラス王者・清水清隆、初戦敗退
日本コンバットレスリング協会
「第19回全日本コンバットレスリング選手権大会」
2016年3月13日(日)東京・国士舘大学多摩キャンパスレスリング場
世界選手権の代表選考も兼ねた今大会。プロ・アマで活躍する強豪選手のエントリーがあり、62kg級には、前スーパーフライ級キング・オブ・パンクラシスト、清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)が参戦した。全日本サンボ(2011年優勝)に続き、全日本コンバットレスリングの2競技での全日本制覇を目指した清水に対し、対抗馬は吉竹哲也(パラエストラ東京)。リーグ戦の初戦で対戦した両者は、絞め技で吉竹の一本勝ち。吉竹は続く2戦目も秒殺一本勝ちを決め、優勝を果たした。
注目の68kg級。柔術や総合でも活躍した田場マサオ(COOL CHAMP)がエントリーし決勝行き。決勝戦の反対ブロックからは、大東文化大学OBで、サンボ世界ジュニアの日本代表経験もある和田健太郎(リバーサルジム新宿 Me.We)が勝ち上がってきた。試合ではレスリング力に勝る和田が優位に進め、試合終了間際に一本勝ち。3月6日に行われた「D-NET GRAPPLING TOURNAMENT」に続き優勝を飾った。今後は総合ルールへのチャレンジも希望している。
なお、同階級へは、コンバットレスリングへの連続出場を続ける尾藤広光(京都東山レスリング)もエントリーし、3位に入賞した。
82kg級で優勝した佐藤竜太(無所属)は、2試合を秒殺で圧勝。試合合計タイムが62kg級優勝の吉竹を上回り、最優秀選手賞を受賞。最短試合賞も同時に受賞した。
90kg級へは、昨年の世界選手権代表の小田貴久(一領具足)がエントリー。天皇杯出場経験もある生粋のレスラーが、悲願の全日本タイトルを手にした。準優勝の佐々木太一(横浜サンボアカデミー)は柔道をベースとしてサンボでも実績を残す選手。道着なしの技術に慣れてくれば面白い存在となりそうだ。
今回はマスターの部がなかったため、全年齢が同一カテゴリーで行われたが、同階級の3位となった齋藤秀昭(無所属)は46歳。今後もコンバットレスリングへのチャレンジを表明している(最年長は68kg級の尾藤)。
+100kg級は、西村刀(アカデミア・アーザ)以外の選手が欠場となり、認定王者となった。先月の全日本サンボ選手権に続いてのタイトルとなったが、戦わずしての優勝に満足感はなく、夏のアジア選手権に照準を絞ると宣言している。
<結果>
■男子62kg級
1位:吉竹哲也(パラエストラ東京)
2位:清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)
3位:栗原秀和(COOL CHAMP)
■男子68kg級
1位:和田健太郎(リバーサルジム新宿 Me.We)
2位:田場マサオ(COOL CHAMP)
3位:尾藤広光(京都東山レスリング)
3位:黒沼宗孝(三多摩サンボスクール)
■男子74kg級
1位:三浦寛喜(和術慧舟会HEARTS)
2位:安田幸平(AKIRA -budo school-)
3位:齋藤大輔(COOL CHAMP)
■男子82kg級
1位:佐藤竜太(無所属)
2位:志野原 睦(錬成塾)
3位:藤田兼寿(横浜サンボアカデミー)
3位:越澤祐次(COOL CHAMP)
■男子90kg級
1位:小田貴久(一領具足)
2位:佐々木太一(横浜サンボアカデミー)
3位:齋藤秀昭(無所属)
3位:國府田賢道(S-KEEP)
■男子+100kg級
1位:西村 刀(アカデミア・アーザ)
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