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【NJKF】関西に19歳のフレッシュ女王誕生、麻衣が6戦目で王座に就く

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2016/04/13(水)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

前回の試合では三宅芳美をKOしたハイキックを放つ麻衣(右)

NJKF/誠至会
「NJKF西日本 YOUNG FIGHT 1st」
2016年4月10日(日)大阪・旭区民センター大ホール

▼セミファイナル NJKFミネルヴァ スーパーフライ級王座決定戦
○麻衣(NJKF TEAM武心會)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●難波久美(契明ジム/J-GIRLS フライ級3位)
※麻衣が初代王座に就く。

 誠至会ではこれまでも年2回程度の大会を開催してきたが、NJKF西日本本部の加盟ジムが増加。選手層が厚くなったため、デビュー戦からキャリア数戦の新人、あるいは戦績の振るわない選手に試合の機会を増やすべく、『西日本 YOUNG FIGHT』として新たなシリーズを開始。西日本本部全体としては岡山県・拳之会主催のヤングファイトも開催されており、大阪でもそれに続く形となった。

 その中で、セミでは昨年立ち上げられたNJKF女子部「ミネルヴァ」のスーパーフライ級王座決定戦が組まれた。ミネルヴァとしては3階級目となるが、これまでスーパーバンタム級は美優美、ライトフライ級では島津悦子とNJKF所属外の選手が王座を獲得している状況。

 J-GIRLSなどで活躍するベテランの難波久美と対戦する麻衣には、NJKFにベルトをという期待もかかる一戦となった。

 麻衣はデビュー6戦目の19歳。キャリアは浅いが、2月の前戦ではスーパーバンタム級王座決定戦にも出場していた三宅芳美をKOで下しており、今回の抜擢につながった。

 試合はパンチで出てくる難波を麻衣がミドルキックから組んでのヒザで応戦する展開に。2Rにはヒザの連打も見せた麻衣はパンチも当て、判定勝利で王座をつかんだ。

 判定結果が告げられると麻衣は号泣。ベルトを巻かれてマイクを持つと、「NJKFのベルトを獲ることはアマチュアの頃から夢で目標でした。このベルトの価値を上げられるように頑張ります」と涙に声を詰まらせながらコメント。

 この試合前には国崇、宮島教晋、階勇弥ら西日本のジム所属のチャンピオンたちが揃って挨拶したが、ここに19歳のフレッシュな新王者が加わることとなった。

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翔人(左)が全勝対決をKOで制し、メインの大役を果たした

▼メインイベント 59kg契約 3分3R
○翔人(NJKF理心塾)
TKO 2R 1分59秒 ※パンチ連打
●佐藤 亮(NJKF聖心会)

 メインはヤングファイト興行に相応しく、3戦3勝の佐藤亮と2戦2勝の翔人の全勝新鋭対決。

 蹴りから攻撃を組み立てようとする佐藤に対し、翔人は1Rからパンチで前進。的確にパンチを当てていった翔人は2Rに入ると右フックでダウンを奪い、さらに畳みかけてパンチラッシュを決めたところでレフェリーがストップ。3戦目でメインのリングに立った翔人が、期待に応えるKO勝利を飾った。

 マイクを向けられると「1RにKOって決めてたので、普通です」とコメント。周囲からツッコまれると「あ、2Rでした」と笑いを取った。「ここからは全部KOでいきます。有名になるので、翔人という名前を覚えていってください」とアピールした。

 盛況に終わった初のヤングファイトに続き、誠至会は6月に大阪・高石市アプラホールで次回大会を予定。スーパーライト級王者・宮島教晋、ライト級王者・階勇弥のNJKF王座防衛戦が予定されている。

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