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【DEEP】流血の激闘を長倉が制し、吉田道場での三階級制覇を宣言

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2016/04/23(土)UP

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長倉(右)のフックが上迫(左)の顔面にめり込む。打撃戦の激闘となった

DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2016」
2016年4月23日(土)東京・ディファ有明

▽第2部
▼第9試合 メインイベント DEEPフェザー級 5分3R
○長倉立尚(吉田道場)
判定3-0
●上迫博仁(チーム クラウド/和術慧舟會HEARTS)

 長倉はDEEPフェザー級屈指のハードパンチャーで、デビューから8試合連続KO勝ちを収めたことも。対する上迫もDEEPで8連勝を飾り、昨年12月のシュートボクシングではシュートボクシングルールで宍戸大樹に完勝している。

 両者とも昨年行われた『ROAD TO UFC JAPANトーナメント』に選出されたが、上迫が練習中の怪我でトーナメントを欠場。幻の対戦カードが実現することになった。

 1R、上迫は三日月蹴りとローキックを的確に当て、右フックをクリーンヒットさせる。これで火がついたか長倉がパンチで突進を始め、上迫も打ち合う。上迫はタックルにいくが逆に長倉がバックを奪い、展開はなくブレイクに。蹴りを出す上迫に長倉はフックで応戦。

 2Rもパンチの応酬となり、左目上から流血する上迫。長倉はタックルも混ぜて押し込んでも無理にテイクダウンにいかず、毎回ブレイクとなる。上迫がフルスイングの右フックをヒットさせても、長倉もすぐに打ち返す。両者のパンチが何度も交錯する打ち合いに場内もヒートアップしていく。

 3R、パンチと前蹴りを混ぜて攻める上迫。長倉がタックルでついにテイクダウンに成功。すぐに立ち上がる上迫にサッカーボールキックを見舞い、さらにタックルでテイクダウンを奪う。上迫は大流血。立ち上がるも長倉はバックを奪う。上迫は投げで逆にテイクダウンするが、長倉はすぐに立ち上がる。

 長倉がまたもタックルでテイクダウンを奪い、立とうとする上迫を何度も足をすくって寝かせにいく。残り時間30秒でブレイクとなり、上迫は逆転を狙って飛びヒザ蹴りからパンチで襲い掛かるが、ヒットは奪えない。そして試合終了のゴング。

 判定3-0で勝利をつかんだのは長倉。血で真っ赤に染まった上迫の顔、晴れ上がった長倉の顔が激闘を物語る。長倉はマイクを持つと、「もっと普通に勝ちたかった、ごめんなさい。だけど絶対に俺がベルトを獲りにいく。吉田道場には和田竜光(フライ級)と小島壮太(ストロー級)ってヤツらもいるんだけど、年内にベルト3本を吉田道場に持って帰る。これは決まっているので」と、吉田道場による3階級制覇を宣言した。

「打撃で圧倒したかった。全然納得できない内容」と試合を振り返った長倉。吉田道場による三階級制覇については、「吉田秀彦さんが引っ張っていた時代と違って、吉田道場(の所属選手)は今道場がないんですよ。バンテージを巻いてくれる人もいなくて自分たちで巻いています。こんな環境でも俺らは強いんだってことを証明するためにも、3人でDEEPのベルトを獲りたい」とアツい想いを語った。


両足を使って相手の両足の自由を奪ってヒールホールドを極めた今成(右)

▼第8試合 セミファイナル DEEPフェザー級 5分3R
○今成正和(Team-ROKEN/元DEEPバンタム級&フェザー級王者)
一本 1R 35秒 ※ヒールホールド
●ナム・ファン(パラエストラ八王子/元フェザー級キング・オブ・パンクラス)

 元DEEPバンタム級&フェザー級王者・今成は関節・絞め技を極めて勝つことにこだわり、今年2月に40歳を迎えたが今も極めの強さでは他の追随を許さない。対するナムは2010年から2014年にかけてUFCに参戦。ブラジリアン柔術黒帯でありながらプロボクシングでも3勝(2KO)1敗の戦績を持つ。昨年2月にはパンクラス王座にも就いた。

 1R開始と同時に今成は組み付きにいくが、ナムに突き飛ばされる。立ち上がった今成はローキック、ナムは打撃のプレッシャーを与えて前に出る。

 そこへ今成が足元へのスライディング。足を取ると下から片足を掛け、もう片方の足で相手の足を押して股を開かせ、反対側に回転してのヒールホールドを極めて一本勝ち。前日会見の「さっさと終わらせます。いきなり行くつもりです」との予告通り、秒殺勝ちした。

 今成はマイクを持つと、「短い時間で、ありがとうございます。そんなに怪我もしていないので次の試合をなるべく早くやりたいです」と、次の試合を要求した。また、控え室ではもう一度DEEPのベルトを獲りに行くことを目標に掲げた。

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