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【NJKF】羅紗陀が2年ぶり復帰戦でヤスユキ破る

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2016/05/08(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

羅紗陀(右)のパワフルな攻撃は健在だった。2年ぶりの復帰戦にしてヤスユキに勝利

ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF 2016 2nd」
2016年5月8日(日)東京・後楽園ホール

▼第10試合 メインイベント 61kg契約 3分3R
○羅紗陀(らしゃた/キングジム/元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー&ライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●ヤスユキ(Dropout/初代REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 羅紗陀は初代NJKFスーパーフェザー級王座を始め数々のタイトルを獲得し、大和哲也と並ぶNJKFのエースとして君臨していたが、2014年2月の試合で右スネを骨折。当初今年2月大会で2年ぶりの復帰が決まっていたが、負傷箇所を再び傷めたため欠場し、今大会が満を持しての復帰戦となった。対するヤスユキはREBELSのエースで、大月晴明を始め多くの強豪を撃破している。

 1R、ヤスユキは羅紗陀が実戦の勘を取り戻す前に勝負をかけようとしたのか、いつになく積極的に攻めていく。左ロー、左ミドル、左ハイ、ワンツーと先手を取る。しかし、中盤になると羅紗陀も強いローを蹴り、ヤスユキがバランスを崩したところへ右ストレート2発、さらに右ヒジをクリーンヒット、さらに左右フックで一気に攻める。ヤスユキはジャブと蹴りを使ってこのピンチをしのいだ。

 2R、ヤスユキはジャブを多用して右ストレート、左ロー、左ミドルも当てていく。細かく当てていくのはヤスユキだが、羅紗陀は左右フックを強打。一瞬棒立ちのようになって効いたかに見えるが、ヤスユキは顔色ひとつ変えずにジャブを打つ。羅紗陀は一発一発が強い右ミドル、左ローを蹴り、右ハイを当てる場面も。

 3R、ヤスユキが右ハイをヒットさせる場面が目立つが、羅紗陀はダメージを感じさせずすぐに左右フックを打ち返す。前へ出て攻めるのは羅紗陀。ヤスユキは細かく蹴りやパンチを当てるが、羅紗陀のパワフルな攻撃が目立つ。

 勝敗は判定にもつれ込み、ジャッジ三者とも30-29で羅紗陀の勝利を支持。2年ぶりの復帰戦で国内トップのヤスユキを破ってみせた。

「落ち着いたいい状態でリングに上がることが出来ました。でも自分の動きが堅かったですね。力みすぎていていい動きではなかった。一発入った後がなかったので、攻撃をつなげたかった。パンチもヒジも入りましたが、そんなに効いていなかったと思います。ハイキックはもらってしまって20~30%くらい効きましたが、それほどでもなかったです」と、冷静に試合を振り返る羅紗陀。

「ヤスユキ選手にギリギリで勝ちましたが、もっと経験を積まないといけない。またどんどん試合をやっていきたいです」と、再スタートに意欲を示していた。

 一方、ヤスユキは「(羅紗陀の)覚悟が見えた。パンチが見えなくて思い切りもらいました」と語っている。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


 

前に出てくる大和(左)を縦ヒジで迎え撃つ健太(右)

▼第9試合 セミファイナル WBCムエタイ日本統一ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○健太(E.S.G/元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者/挑戦者)
判定3-0 ※49-47、49-47、48-46
●大和侑也(大和ジム/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
※健太が新王座に就く。大和は初防衛に失敗。

※この試合の速報動画(3R~5Rノーカット)はこちら

 両者は昨年5月に王者が健太、挑戦者が大和と今回とは逆の立場で対戦。健太が2度のダウンを先取しKO勝利は目前と思われたが、そこから大和がヒジで逆襲し、カットを奪って健太を大流血に追い込み逆転TKO勝ちで王座を奪取した。

 大和は昨年4戦4勝、健太は5連勝で1年ぶりの再戦を迎えた。

 1Rはジャブとローでの探り合い。時折、大和が右ロングフック、健太が強い右ローを蹴る。

 2Rは健太から攻めていく。ジャブを打つ中に右フック、左ミドルを織り交ぜる。大和も呼応して手数を増やし、ジャブでボディを何度も打つ。

 3R、大和得意の左ボディブローが命中し始め主導権を握ったかに見えたが、健太が右ストレートから一気に前へ出て左右フック4連打、その右フックをクリーンヒットさせてダウンを奪う。ここで試合は大きく動いた。

 4R、大和が前に出てくるとそれを縦ヒジで迎え撃つ健太。ジャブのカウンター、右フックをヒットさせるとパンチをまとめ打ちし、右ハイも放つ。大和はヒジを打ち返して健太の左目上をカットするが、流血はそれほどひどくない。

 5R、健太は左右ミドル、ジャブ、ローを出しながら回り込む。ダウンを奪っての逃げ切り体勢だが、それでも左右フックをまとめ打ちする場面も。大和はパンチ、ヒジで前へ向かっていくが健太は打ち合うところは打ち合い、大和にポイントを許さず、判定勝ちで王座奪回に成功した。

 健太は勝利者インタビューに「皆さんのために戦いましたが、今日は母の日です。僕は今日で60戦目。プロで60戦も出来る、名前の通り健康で太く生きられる身体に生んでもらった母に感謝したいと思います」と答えた。

※この試合の速報動画(3R~5Rノーカット)はこちら

・次ページは一戸vs駿太のWBC挑戦者決定戦、テヨンの1R豪快KO勝ち 

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