【ONE】のび太、敵地で世界王座奪取
ONE CHAMPIONSHIP
「ONE 43-Kingdom of Champions-」
2016年5月27日(金・現地時間)タイ・バンコク・インパクトアリーナ
▼ONE世界ストロー級タイトルマッチ 5分5R
○内藤のび太(パラエストラ松戸/元・修斗世界フライ級王者/挑戦者)
一本 4R4分4秒 ※チョークスリーパー
●デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ/ONE世界ストロー級王者)
※内藤が新王者に、デェダムロンは防衛に失敗
デェダムロンはムエタイで元ルンピニースタジアム認定ミニフライ級&ライトフライ級王者となり、日本でも試合をしたことがある。MMA(総合格闘技)戦績は6勝無敗。
対するのび太はデビュー以来10戦10勝無敗、8戦目で修斗世界フライ級王者となり、現在まで2度の防衛に成功している。今回、「ONEではキャラを持ち込んでの試合はダメだと言われている」というのび太はまさかの本名、内藤禎貴(ないとう・よしたか)での出場に。さらにのび太のセコンドに欠かせない存在、ジャイアン貴裕の姿もない。「過去最高に勝てる自信がない」と戦前にコメントしていたのび太のデビュー以来の無敗記録はここでストップしてしまうのか。
1R、デェダムロンは左ハイ、右ロー。右ローは遠い間合いからでも的確に当てていく。のび太は何度もタックルを狙うが、デェダムロンは冷静に突き放して組ませない。のび太のタックルを潰したデェダムロンは上からヒジ。しつこく組み付くのび太だが、デェダムロンは立ち上がる。デェダムロンが右ロー、左ミドルと次々に蹴り技を当て、のび太のタックルにはヒジを合わせる。
2R、デェダムロンの右ローでのび太の身体が流れる。のび太はタックルを仕掛けテイクダウンに成功しサイドポジションへ。マウントポジションからパンチ、ヒジを落とすと、デェダムロンはうつ伏せへ。のび太のヒジでデェダムロンは左目付近から出血。立ち上がるデェダムロンに対し、のび太はしつこく組み付いて上からガッチリ抑え込みこつこつと鉄槌を落としていく。
3R、デェダムロンはのび太のタックルを警戒することなく全力の右ミドル。のび太はデェダムロンのサイドに組み付いてテイクダウン。バックを制しこつこつとデェダムロンの顔面にパンチを当てる。チャンピオンは防戦一方となりながらもヒジを返す。
4R、デェダムロンは左右ミドル。のび太は二度目のタックルでテイクダウンに成功する。デェダムロンのバックについたのび太はこつこつとパンチを当て、スリーパーへ。しばらく耐えるデェダムロンだが、あえなくタップ。のび太が敵地で見事にベルトを獲得した。
▼ONE世界フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○マラット・ガフロフ(ウクライナ/ONE世界フェザー級王者)
一本 2R4分52秒 ※チョークスリーパー
●横田一則(フリー/DEEPフェザー級王者/挑戦者)
※ガフロフが防衛に成功
5年間無敗、15連勝中の横田が、ONE世界フェザー級王者マラット・ガフロフ(ウクライナ)に挑戦。ガフロフはその横田が2010年12月に最後の黒星(KO負け)を喫した相手ジャダンバ・ナラントンガラグに一本勝ちしている男である。スリーパーを得意とし、現在13連勝中。
1R、プレッシャーをかけるガフロフに対し、横田は前蹴り、右ロー。ガフロフが組み付くと、横田がガフロフを押し込んでテイクダウンする。ガフロフはアームロックを仕掛け、これを回避した横田だったが、ガフロフは横田のバックについてスリーパー狙い。これも逃げる横田だが、ガフロフの攻撃は止まらない。しつこく横田に組み付いてマウントパンチ、再びバックについてスリーパー狙いへ。横田は防戦一方だ。
2R、ガフロフはサイドキック、バックスピンキック。後半勝負を狙う横田はガフロフのパンチ、蹴り技を巧みなディフェンス力でしのいでパンチを返していく。しかし、終盤にはガフロフがタックルを仕掛け素早くテイクダウンするとマウントポジションへ。マウントパンチを落としつつ、うつ伏せになった横田の顔面にヒザ蹴り、そして必殺のチョークスリーパー。これがガッチリ極まり、横田は無念のタップ。ガフロフが見事な一本勝ちで防衛に成功した。
●次ページは極真世界選手権ベスト16のプラチノの試合
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