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【パンクラス】UFC帰りの日沖が2連勝、高谷は完封負け

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2016/06/12(日)UP

▼第12試合 フェザー級 5分3R
○ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン/TEAM TAVARES)
判定3-0 ※三者とも30-27
●高谷裕之(高谷軍団/第2代DREAMフェザー級王者)

 元DREAMフェザー級王者で現パンクラス・フェザー級8位の高谷。パンクラス初参戦となった昨年4月にはフェザー級2位ガイ・デルモを持ち前の強打でマットに沈め、3RでTKO勝ちを収めた。約1年2カ月ぶりのパンクラス参戦となる。
 
 対する”アルゼンチンの虎”ことマレガリエは、UFCとベラトールのアメリカ2大団体への参戦経験のある強豪。アルゼンチン柔道選手権とブラジリアン柔術南米選手権を連覇した実績を持つ寝技のスペシャリストだ。MMA戦績は28勝4敗と大きく勝ち越しており、勝ち星のうち17勝が絞め・関節技によるもの。

 1R、パンチのフェイントからマレガリエがパワフルなタックルを仕掛ける。高谷は尻もちをつくが、すかさず上体を起こしてケージを背にこれをこらえる。しかし、一瞬立ち上がったところでマレガリエが背後に回り込み、バックから寝技に持ち込む。高谷はマレガリエの腕を振りほどき立ち上がろうとするが、マレガリエはこれを許さない。

 2R、序盤からパンチで前に出てくる高谷であったが、再びマレガリエにタックルを受け、苦しい体勢。高谷はこらえようとするも、しぶとく攻めるマレガリエにケージ際に押し込まれ、再びバックを奪われてしまう。マレガリエは背後からパウンドを打ち込み、時折チョークを狙いに行く。高谷は防戦一方となる。

 3R、スタンドで勝負したい高谷に対し、マレガリエがこれまでと同様、しぶといタックルからテイクダウンを狙う。高谷はケージを背に倒れまいと粘りを見せるも、マレガリエが足を掴んで離れようとしない。試合はこのままタイムアップとなった。

 得意の寝技で高谷の打撃を封じたマレガリエが大差の判定勝利を収めた。

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▼第9試合 バンタム級 5分3R
○瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/同級8位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ルイ・サノデキス(カナダ/Trister Gym)

 1R、サノデキスはサウスポーに構えてリング中央に。対する瀧澤は足を使ってリングを回りながら右ミドルとハイを素早く放ち、サノデキスに揺さぶりをかける。スピードでは瀧澤、パワーではサノデキスの印象。ラウンド中盤、サノデキスが右ストレートを放ち、そのまま強烈なタックルからテイクダウンに成功。そこからバックを奪うと、拳を落としながらチョークを狙う動作を見せる。サノデキスが寝技で攻めてラウンド終了。

 2R以降はスピードでサノデキスを凌駕する瀧澤。足を使って動きながら、素早く間合いを詰めて打撃を繰り出す。瀧澤のパンチで一瞬サノデキスがよろめく場面も。徐々に口が開いてきたサノデキスはタックルを仕掛けるが、瀧澤はこれを上手く切ってテイクダウンを許さない。サノデキスをケージ際に追い込み、瀧澤がパンチの連打を叩き込むなど優位に試合を運んだ。

 瀧澤が判定勝ち。試合後には「この日のために凄く練習してきたので…」と声を詰まらせた瀧澤。「今回はKO出来なかったですが、もっと練習して次はKO出来るように頑張ります」と話した。

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次ページはHEATバンタム級王者・春日井健士が登場

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