【新日本キック】江幡塁、元プーケット王者をKOし完全復活
新日本キックボクシング協会
「MAGNUM 41」
2016年7月3日(日)東京・後楽園ホール
▼第13試合 メインイベント 日タイ国際戦 56.0kg契約 3分5R
○江幡 塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
TKO 3R1分53秒 ※セコンドからタオル投入
●ペットクラビー・ペットプームムエタイ(タイ/元プーケットスタジアム・バンタム級王者)
“打倒ムエタイ”を掲げる江幡ツインズの弟・塁は5月29日にタイ・ラジャダムナンスタジアム興行に出場し判定負けを喫しており、短い試合間隔で早くも再起戦を迎えることになった。今回の相手ペットクラビーは元プーケットスタジアム王者の肩書きを持ち、戦績は87戦61勝(19KO)22敗4分。
「パンチを振ってくる選手だと聞いていたので足を止めようと思った」という江幡は1R序盤から力強い左ロー。とても軽量級の攻撃とは思えないほどの威力で、江幡が一発一発出すたびに場内はどよめく。江幡は左ハイ、左右フックと攻撃を散らしていくが、離れ際にペットクラビーのヒジを食らい口をカットし出血してしまう。
2R、江幡はパンチを振っての左ロー。左ハイもクリーンヒットさせるものの、ペットクラビーは倒れない。左ローをもらったペットクラビーは一気にプレッシャーを強めヒジ・パンチを振るい江幡を追い込む。
3R、江幡は回転の速いパンチ連打から強烈な左ロー。これでペットクラビーは苦しそうに倒れ、ダウンカウントが入る。立ち上がったペットクラビーだが、セコンドからタオルが投入され、江幡が完全復活のTKO勝ちを収めた。
マイクを握ると「前回タイで試合をして敗北を喫しましたが、たくさんの得るものがありました。誰も達成できないムエタイ軽量級のベルトを目指します」と改めてラジャダムナン王座挑戦をアピール。次戦は10月23日(日)後楽園大会を予定しているという。
▼第12試合 メインイベント 日本ライト級タイトルマッチ 3分5R
○勝次(藤本/日本ライト級王者)
判定3-0 ※三者とも49-48
●永澤サムエル聖光(ビクトリー/同級1位/挑戦者)
※勝次が2度目の防衛に成功
勝次は昨年12月に春樹を下し初防衛に成功。対する永澤は5月大会の日本ライト級次期挑戦者決定戦で直闘と引き分けたが王座獲得のチャンスが巡ってきた。勝次と永澤は昨年3月の日本ライト級王座決定戦で対戦し、勝次が3RTKO勝利でベルトを巻いており、1年半ぶりの再戦。
1R開始と同時に勝次はパンチで飛びかかる。これを回避した永澤は左ローをこつこつ当て、勝次は前蹴り、ミドルと左の蹴りで前進する。2Rは永澤が左ローで主導権を握りポイントを取ると、3Rは勝次はガンガン前に出て右ストレート。終盤には飛びヒザからパンチ連打で永澤を追い込み、ポイントを取り返す。
4R、打ち合いを誘う勝次は左フック、右ストレートを当てていく。5Rになると、両者は激しい打ち合いを展開。勝次のパンチには、永澤がヒジを返しお互いに手数を出し合う。最後まで乱打戦となり、勝次が判定3-0で勝利し、2度目の防衛に成功した。
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