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【NJKF】山崎遼太が復活の豪快KO勝利

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2016/07/03(日)UP

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3連敗を避けたい山崎遼太(左)は初来日のマリオ・アマヤ(右)の攻撃に怯まず果敢に前に攻めた

ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF DUEL.7」
2016年7月3日(日)東京・新宿FACE

▼メインイベント第2試合 日墨国際戦 66kg契約 3分3R
○山崎遼太(※崎は立つ崎/OGUNI-GYM/NJKFウェルター級2位)
KO 1R 2分24秒 ※右バックハンドブロー
●マリオ・アマヤ(メキシコ/ISKAムエタイスーパライト級王者、CNKBメキシコスーパライト級王者)

 デビューから8連勝を飾ってきた山崎だが、昨年11月に浅瀬石真司、今年3月に小宮由紀博と、ベテラン選手2人に立て続けに黒星。今大会に向けて、減量法を変え、ウェイトトレーニングも増やし、万全の状態でリングに上がった。対するマリオは現在32歳にして32戦27勝5敗の戦績を持つファイター。

 1R開始早々、山崎の強烈なパンチとマリオの蹴りが交錯。炸裂音に会場がどよめく。山崎は積極的に前に出ながら、パワフルな左右のパンチを放つ。マリオは距離を取りながらローキックで応戦するが、山崎の勢いに押されロープを背にする場面が目立ち始める。

 パンチに加え、左右のミドルキックも冴える山崎。ラウンド終盤、ロープに追い込まれたマリオに対し、山崎が右のミドルキックから電光石火のバックハンドブロー。これがクリーンヒットし、マリオは前のめりに倒れこみ失神。山崎が豪快KOでようやく連敗をストップした。

 試合後にマイクを握った山崎。「ここ2試合つまらない試合を続けてしまいましたが、これでようやく復活することが出来ました。ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。

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強烈な左ミドルを相手に叩き込む波賀(左)

▼メインイベント第1試合 日泰国際戦 56kg契約 3分3R
○波賀宙也(立川KBA/WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●コンバンノー・エスジム(タイ)

 波賀は3月にWBCムエタイ日本王座を獲得したばかりの新王者。昨年から4連勝中と好調を維持している。対するコンバンノーは2月にISKAムエタイ世界王者・国崇を強烈なヒジ打ちでTKO撃破している。

 1R、両者の蹴り合いからスタート。波賀がミドルキックを放つと、コンバンノーもローキックを返す。コンバンノーは右ストレートから距離を詰めて左ローキックに繋げる攻め。波賀はしっかりガードして距離を取り、コンバンノーの蹴りの軸足を払いに行く。

 2R、波賀の左ミドルが連続でコンバンノーの右脇腹に炸裂する。徐々に手数が少なくなるコンバンノーに対し、波賀は首相撲から左右のヒザ。コンバンノーはボディへの攻撃が効いてきたか、波賀の左ストレートと右フックを顔面に受け始める。

 3R、防戦一方になるゴンバンノー。波賀が再び首相撲から左右のヒザをコンバンノーのボディにしつこくめり込ませる。後がないコンバンノーは力なくローキックを返すが、波賀はその打ち終わりを狙って左ストレートと左ヒジをヒットさせた。

 終始試合の主導権を握り続けた波賀がフルマークの判定勝ち。WBCムエタイ日本統一王者となっての第1戦目を白星で飾った。

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