【ムエローク】16歳・佐々木、国際戦初勝利で世界ランキング入り確実
尚武会
「ムエローク八王子興行」
2016年8月6日(土)東京・八王子市富士森体育館
▼第9試合 メインイベント WMC世界スーパーフライ級ランキング戦 3分5R
○佐々木雄汰(尚武会/MuayThaiOpenスーパーフライ級王者、WPMF日本同級王者)
判定3-0 ※三者とも49-48
●ダニエル・ギレンバーグ(スウェーデン)
佐々木はジュニアで国内はもとよりタイでも戦績を重ね、2015年6月に15歳でプロデビュー。WMC世界フライ級王者の貴・センチャイジムを首相撲でコカしまくり、結果はドローだったが関係者を驚かせた。その後、タイ人相手に2敗を喫したが、昨年12月にわずか5戦目でMuayThaiOpenスーパーフライ級王者となり、今年3月にはWPMF日本スーパーフライ級王座も獲得した。
今回の対戦相手ダニエルは、ムエタイの国際ビッグマッチ『MAX MUAYTHAI』に出場している選手。佐々木にとっては7戦目にして初の西欧人選手との対戦となり、WMC世界ランキング入りの懸かった一戦となった。
1Rはローキックで様子を見た両者。2Rになるとお互いに前蹴りでけん制しつつ、ダニエルはパンチでボディを狙う。佐々木は左右ローを放つが、手数は両者ともまだ少なめだ。
3R、佐々木が前蹴りで距離を取り、右ストレート、右ヒジを打つ。ダニエルもパンチとミドルで攻め始めるが、首相撲からのヒザ蹴り勝負では佐々木が有利。
4R、パンチで前に出てくるダニエルに佐々木はヒジ、ヒザを合わせる。特にヒザ蹴りがカウンターで決まり、中盤にはパンチでラッシュを仕掛けて優勢を印象付けた。
5R、ダニエルの伸びる右ストレートをもらってしまう佐々木。スウェーでかわそうとしたり、首相撲で抑えにいったりするが、リーチのある相手のパンチが届いてしまう。試合終了のゴングが鳴ると両者とも手を上げて勝ちをアピールしたが、佐々木の判定勝ちとなった。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
・【試合動画】佐々木雄汰がTKO勝ちでWPMF王座を獲得
・【試合動画】佐々木雄汰、わずか5戦目でMuayThaiOpen王者に
・【試合動画】天才少年、3戦目でムエタイの洗礼を浴びる
・【試合動画】15歳天才少年がデビュー戦で世界王者と互角の戦い
▼第10試合 WMC女子スーパーフライ級 2分3R
○佐々木蝶里(尚武会)
判定3-0 ※30-27、30-28、30-28
●キム・ヒョジン(韓国/E.M.Aムエマル)
佐々木雄汰の姉・蝶里はヒョジンと対戦。蝶里はジュニア時代から活躍してきた選手で、3月のWPMF日本女子フライ級王座決定戦ではベテランのグレイシャア亜紀に敗れて王座獲得はならず、今回が再起戦。
対するヒョジンは2014年4月、REBELSに来日してWPMF日本女子フライ級王者(当時)いつかと対戦している。当時の肩書きは大韓プロムエタイ協会フライ級1位。約2年ぶりの来日となった。
1Rが始まると同時にヒョジンが左右フックで前へ出る。組み合うと積極的にヒザ蹴りも出す。佐々木はその勢いに押され気味だったが、終盤に左ヒザ蹴りを連続で突き刺して逆襲した。
2Rもヒョジンは左右フックで前へ出るが、佐々木が左右のヒザで迎え撃つ。佐々木もパンチを被弾するが構わず左右のヒザ蹴りを突き刺していき、攻めの勢いでもヒョジンを押す。
3Rは徹底してヒザを蹴る佐々木。ヒョジンもパンチを打つが、佐々木のパワフルなヒザ蹴りが突き刺さる。勢いで前へ出て行く佐々木がヒョジンを圧倒し、判定勝ちした。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
●次ページはムエタイvsテコンドーの異種格闘技戦
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