【ムエローク】佐々木vs伊藤、一歩も譲らないテクニック対決に
尚武会
「ムエローク2016 3rd」
2016年9月4日(日)東京・新宿FACE
▼第9試合 WMC日本スーパーフライ級3分5R
△佐々木雄汰(尚武会/MuayThaiOpenスーパーフライ級王者、WPMF日本スーパーフライ級王者)
ドロー 判定1-0 ※49-49、49-48、49-49
△伊藤勇真(キング・ムエ/元WPMF日本フライ級王者)
佐々木はジュニアで国内はもとよりタイでも戦績を重ね、2015年6月に15歳でプロデビュー。昨年12月にわずか5戦目でMuayThaiOpenスーパーフライ級王者となり、今年3月にはWPMF日本スーパーフライ級王座も獲得した。
対する伊藤もジュニア時代から活躍し、高校生時代にWPMF王者となり、防衛にも成功。本場タイのメジャースタジアムでも試合経験を積むなどして注目を浴びている。
今回の試合は佐々木自ら、「まだ日本にやり残したことがある」と伊藤戦を熱望したという。
1Rはお互い相手の反応を見るようにジャブ、前蹴り、けん制のミドルを放つ。
2Rは両者やや手数を増やし、伊藤は右ローを蹴り、佐々木は右ミドル、右フックをヒットさせる。さらに得意の首相撲に持ち込むが、伊藤はコカすまでには至らない。
3Rは左右ミドルの蹴り合い。伊藤は右ローも蹴っていく。蹴りを当て合い、パンチとヒジにつなげる両者だがヒットはない。佐々木の首相撲からのコカしも伊藤は防ぐ。すると佐々木はヒザ蹴りを連発し、ついにコカすことに成功。
4Rはパンチで攻める伊藤が逆に首相撲でコカすことに成功。ミドルとローの蹴り合い、蹴り足をキャッチして相手の身体を流しての攻撃とテクニカルな激しい攻防が続き、伊藤が佐々木のバランスを大きく崩す。しかし、佐々木の右ヒジがヒット、すかさず組んだ佐々木が伊藤をコカす。
5Rもミドル、ヒザの蹴り合い。佐々木がコカすことに成功する。お互いにタイミングよくミドルを当て合う中、佐々木がジャンプしてのヒジを見舞う。伊藤はすかさずコカしにいく。佐々木は終盤にジャンプしてのミドルキック。
高度なムエタイテクニックを駆使して戦った、若きテクニシャン対決はドローとなった。
※この試合の動画(3Rからノーカット)はこちら
▼第8試合 WMC日本スーパーバンタム級3分5R
○Mr.ハガ(ONE’S GOAL)
KO 2R 2分23秒 ※右ヒザ蹴り
●トーマス・アバティ(イタリア)
※この試合の動画(ノーカット)はこちら
元NJKFランカーでタイトルマッチも経験しているベテランのハガが、イタリア人選手を迎え撃った。アバティは14勝9敗の戦績。
1R、前に出るハガの蹴り足をキャッチし、アバティがハガを転倒させる。組み付いてヒザを連打するハガにアバティはヒジで応戦。ハガはしつこくヒザで攻める。
2R、離れてパンチ&ローで戦いたいアバティに対し、どんどん前に出て行くハガ。左ヒザを連続で4発突き刺すと、アバティはダウン。一気に詰めてくるハガにアバティはバックスピンキックを放って抵抗するが、ボディをパンチで攻められ、最後は右ヒザを突き刺されて10カウントを聞いた。
※この試合の動画(ノーカット)はこちら
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