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【シュートボクシング】鈴木博昭、ザカリアがKO勝利で11月S-cup出場へ

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2016/09/19(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 2016 act.4」
2016年9月19日(月・祝)東京・後楽園ホール
観衆=1,478人 

左ハイキックで3度目のダウンを奪った鈴木(左)が見事なTKO勝ち

▼第12試合 メインイベント 65.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB世界スーパーライト級王者)
TKO 1R2分32秒 ※3ノックダウン
●ジョーイ・ラケット(アメリカ/TORRES MMA SPORT)

 鈴木は2月にタップロン・ハーデスワークアウトに判定負けして以降は、RISE王者・裕樹に判定勝ち、健太とドロー。今回はRIZINが送り込んだ刺客、MMAファイターのラケットと対戦した。ラケットはムエタイをベースとし、RIZINが提携しているアメリカMMA団体「Combate Americas」の注目選手であるという。

 1R、前蹴り、左インローと蹴り技で距離を取る鈴木に対し、ラケットはパンチ主体のアグレッシブな攻めを見せる。手数を増やしていく鈴木は打ち合いを呼び込むと、左フックでダウンを奪う。

 立ち上がったラケットに左インローでダメージを与えた鈴木は右ハイで追加のダウン奪取。

 ラケットが大振りのパンチで逆襲に出ると、鈴木は首相撲からのヒザ蹴りで追い込み、トドメの左ハイ。これで3度目のダウンを奪った鈴木が見事なTKO勝ちを収めた。マイクを握った鈴木は「久しぶりの後楽園での試合でKO勝ち出来ました。もう一度命を懸けて挑みたいと思います」と11月11日に東京ドームシティホールでの開催が決定したSBワールドトーナメント『S-cup』制覇に向けて意気込みを語った。


パンチのラッシュでUMA(左)から3度のダウンを奪ったザカリア(右)

▼第11試合 セミファイナル スーパーライト級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
◯ザカリア・ゾウガリー(オランダ/Manhoef Fight & Fittnes/S-cup65kg世界トーナメント2014準優勝)
TKO 2R2分52秒 ※セコンドからタオル投入
●UMA(K&K BOXING CLUB/元REBELS65kg級王者)

 2年前のS-cup65kg世界トーナメント2014で見せた圧倒的な爆発力で、‟SB絶対王者”アンディ・サワーの再来として期待されながら、ここ数戦は負傷や欠場が続き、若干振るわなかったザカリアが参戦、元REBELS65kg級王者UMAと対戦した。

 1R、序盤は独特なリズムから前蹴り、三日月蹴りを次々とヒットさせるUMAがペースを握る展開。腰投げも成功させ、UMAがシュートポイントも奪う。

 UMAの距離感の攻めの前に攻めあぐねるザカリアだったが、バックブロー、上段後ろ回し蹴り。そして一気にパンチで詰めると1R終了間際にUMAからダウンを奪うことに成功した。

 2R、UMAがパンチラッシュでザカリアを追い込む場面もあったが、涼しい顔でクリーンヒットを許さないザカリア。UMAの前蹴りをモロに食らい吐きそうな表情を見せるザカリアだが、右ストレートをヒットさせダウンを奪う。

 さらにラッシュを仕掛け右ストレートで追加のダウン。UMAが立ち上がると、一方的にザカリアがパンチ連打を見舞ったところで、UMAのセコンドがタオルを投入。あと一歩のところまで追い込んだUMAは悔しさのあまり何度もマットを叩いた。マイクを握ったザカリアは「試合を楽しんでくれたかい? 次はS-cupで私はチャンピオンになる」とアピールした。

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