【ONE】キャラ解禁のび太、粘りの一本勝ちで初防衛
ONE Championship
「ONE Championship 48: State of Warriors」
2016年10月7日(金・現地時間)ミャンマー・ヤンゴン市 トゥウンナ・スタジアム
▼ONE世界ストロー級タイトルマッチ 5分5R
○内藤のび太(パラエストラ松戸/元修斗世界フライ級王者/第2代ONE世界ストロー級王者)
一本 3R 1分32秒 ※リアネイキッドチョーク(チョークスリーパー)
●ジョシュア・パシオ(フィリピン/挑戦者)
5月にONE世界ストロー級王座を奪取した元修斗世界フライ級王者・内藤のび太が初防衛戦を迎えた。プロデビュー以来11戦11勝無敗の戦績を誇るのび太に挑戦するのは、8戦8勝と同じく無敗の戦績を持つジョシュア・パシオ。20歳の若手ファイターで、8勝のうち3勝が打撃によるKO・TKO、5勝が関節技・絞め技による一本という決定力の高さだ。
また、前回5月の初参戦時には、ONE側から「キャラを持ち込んでの試合はダメ」と言われたのび太。メガネに黄色いポロシャツ、頭にはタケコプターを付けて入場するという日本でお馴染みのパフォーマンスを泣く泣く封印。さらに、リングネームも内藤のび太ではなく、本名の内藤禎貴(ないとう・よしたか)での出場を余儀なくされていた。果たして今回はどうなるか。
試合前、控え室を出たのび太がモニターに映し出されると、そこにはONEのTシャツではなく、黄色いポロシャツにタケコプターを装着した日本でお馴染みの姿が。そして、選手名は内藤”のび太”禎貴でコールを受け、ようやく本来のキャラクターでONE出場を果たすことに。
1R、パシオが左右フック、ハイキック、ローキック、バックスピンキックと打撃を散らす。のび太は足を使って常に動きながら見計らってタックルを仕掛けるが、パシオはすぐに腰を引いて対応。さらに、のび太が再びタックルで入り込もうとしたところに左ジャブを合わせる。パシオは一度もテイクダウンを許さない。
2R、打撃を放ちながら前に出始めたのび太。パシオのパンチに合わせて素早く片足タックル。ようやくテイクダウンに成功したが、パシオはクロスガードでしっかりディフェンス。のび太を両足で固めると、下からパンチとヒジを連打。のび太が動きを止めたところをすかさず両足で押し上げ、離れた瞬間に立ち上がった。
再びスタンドの展開から、なおもしつこくタックルを仕掛けるのび太。パシオは素早い反応と腰の強さで巧みにディフェンス。さらに離れ際にハイキックとパンチで強襲する。しかし、のび太はタックルから2度目のテイクダウンに成功。パシオのバックに回り込んだところでラウンド終了を迎える。
3R、打撃を駆使してくるパシオに対し、のび太は怯まず前に出るとケージ際でタックル。パシオは腰の強さで堪えるが、のび太は胴に組み付いた状態から巻き付くように体勢を崩しにかかる。倒されまいと耐えるパシオがしゃがみ込んだところに、のび太はすかさず背後からチョークスリーパー。これがかっちりと極まるとパシオがたまらずタップした。
得意の形から一本を奪い、王座を守ったのび太。試合後にマイクを向けられると「今までで一番嬉しいです。ありがとうございます」と喜びを口に。何度もタックルを仕掛けた粘りについて聞かれると、「あれで負けたらしょうがないと思ってました。(自分の)ベストファイトだと思います」と笑顔を見せた。
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