【空手】荒賀龍太郎が全試合無失点で世界を制す
第23回世界空手道選手権大会
主催:世界空手連盟(WKF)
2016年10月25日(火)~30日(日・現地時間) オーストリア・リンツ
男子個人組手-84kg級
大会4日目、男子個人組手-84kg級で日本代表の荒賀龍太郎が何と全試合無失点で初優勝を飾った。
荒賀は第二のオリンピックとも言われるワールドゲームスで2013年に優勝しているが、この世界選手権では 2012・2014とも準優勝だった。
決勝の相手はアゼルバイジャンのママエフ。2012年世界王者のケンジ(フランス)、2014年王者のゴキタ(ジョージア)を倒して決勝へ登ってきた。
序盤、互いに間合いをキープしながらお互いの様子を探り合う。試合時間が半分に差し掛かったころ、ママエフが意を決したかのように上段突きで入ったが、これに荒賀はしっかりと反応し、カウンターの中段逆突きで貴重な1ポイントを奪取。さらに残り20秒、またも上段突きにきたママエフを綺麗に投げからの下段突き。旗は2本上がらなかったが、ここで樋口コーチがビデオリプレイを要求。これが認められ一本(3ポイント)となり一気に4-0と引き離した。
残り10秒。世界一へのカウントダウンは、荒賀が近距離からの突きの連打、ママエフも応戦するもポイントには繋がらずブザー。
荒賀龍太郎が1回戦から何と無失点のまま初の世界王者に輝いた。
初戦のブルガリア選手にはカウンターの刻み蹴りや二段蹴りなどを決める横綱相撲。8-0とポイント差をつけきっちりと勝利。
2回戦ではメキシコの選手に、残り1分で中段蹴りを決め2-0で勝利。
3回戦はアジアのライバル・ザビオラとは接戦だったが、度々ザビオラにC2(カテゴリー2)の反則が与えられる。残り9秒で荒賀の猛攻にたまらずダッキングから掴みとなったザビオラに4つ目のC2が与えられ荒賀が反則勝ちとなった。
4回戦はベラルーシの選手相手に残り11秒から刻み突き、廻し蹴りを決め合計4-0で勝利。準決勝ではヴェネズエラ選手にカウンターの刻み突きなどでポイントを重ね4-0で決勝に進み、決勝でもポイントを相手に与えず世界の頂点に立った。
写真提供:空手ジャーナル
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