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【バンゲリングベイ】寒川直喜、新鋭OD・KENにダウン奪われ判定負け

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2016/11/21(月)UP

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BungelingBay Spirit
「~縁~八芳園2016」
2016年11月21日(月)港区白金台・八芳園本館「ジュール」

 一流経営者など多くの実業家がアマチュアキックボクシングで試合を行い、日頃の練習の成果を披露するほか、競い合うことで調和していくことをテーマにしているキックボクシングイベント「縁」が昨年に続いて結婚式場の八芳園で開催され、アマチュアマッチ3試合、プロマッチ2試合が行われた。

 大会MCにはバンゲリングベイ・スピリット代表の新田明臣と、“青い目のサムライ”としてK-1ヘビー級で活躍、新田明臣の恩師にあたるニコラス・ペタス氏が登場。

 また本大会では2020東京オリンピック・パラリンピックに向けたメッセージ性も強く、この日来場予定だったオリンピック金メダリスト三選手の登坂絵莉、川井梨紗子、さらには吉田沙保里より大会に魁けてVTRメッセージが送られた。さらに経済産業省からは、東京オリンピック・パラリンピック役員の方々が多数ご来賓された。


右ストレートで寒川(左)からダウンを奪ったOD・KEN(右)

▼第3試合 -79.83kg(ライトヘビー級) 3分3R
○OD・KEN(オーディー・ケン/ReBORN経堂/J-NETWORKライトヘビー級4位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット/元J-NETWORKミドル級王者、WPMF日本ライトヘビー級王者、初代M-1ライトヘビー級王者)

 キックボクシングで多くのタイトルを獲得するだけでなく、MMA、ラウェイなど様々なルールに挑戦し続けている寒川が昨年に続いての参戦、J-NETWORK、BOMなどのリングで活躍するODと対戦した。ODは12戦6勝(5KO)4敗2分の戦績を持つ。

 1R、開始早々にラッシュを仕掛けたODは、寒川をコーナーに追い込みパンチ連打を叩き込む。ひたすらガードして耐え続ける寒川は左ジャブで突き放すが、右ストレートをもらいダウンを喫してしまう。

 2Rは寒川が逆襲に出る。伸びのある左ジャブを何度もODの顔面に突き刺し、右ストレートを当てリードする。3Rも寒川が左ジャブから右ローも混ぜて巻き返しを狙うのに対し、鼻血を出しながらも前に出るODは左右フックなど大振りのパンチを返す。後半は寒川の巻き返しが目立ったが、ダウンの差は大きく判定負け。ODが格上の寒川を喰う番狂わせを起こした。
 
 試合後のプレゼンテーターはモデルとして活躍しているケリーが務めた。また大会当日がケリーの誕生日だったということで、サプライズバースデーもイベントのフィナーレで行われた。

 


首相撲で圧勝した後藤(左)

▼第2試合 -66kg 3分3R
○後藤洋平(NEXT LEVEL渋谷/有限会社ジェラード代表取締役/J-NETWORKスーパーライト級7位)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット/内閣府政策統括官 付参事官補佐/2008年J-NET全国トーナメントウェルター級優勝)

 アメカジの自社ブランドJELADO(ジェラード)の代表取締役を務める、J-NETランカーの後藤と、東大卒のエリートキックボクサー・松本の“縁”ならではの異色プロマッチ。

 1Rから後藤が主導権を握る展開。左ストレート出しながら組み付いてヒザ蹴りで松本を圧倒。2R、松本はパンチで突き放そうとするが、後藤は組み付いて松本の攻撃を寸断していく。

 3Rには、後藤が右ミドルからテンカオを突き刺し、ヒザ蹴り連打でダウンを奪う。その後も距離を潰してひたすら組んでのヒザでリードする後藤が大差を付けて判定勝ちした。

 嬉しい判定勝ちを収めた後藤には、モデルの高橋メアリージュンからメダルが贈呈され、華やかに有終の美を飾った。

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