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【RISE】遺恨マッチは花田が3度のダウンを奪い森本を制裁

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2016/11/25(金)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

 

左のヒザ蹴りを森本の顔面に叩き込む花田

RISEクリエーション
「RISE 114」
2016年11月25日(金)東京・後楽園ホール

▼メインイベント RISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○花田元誓(リアルディール/RISEフェザー級王者)
判定3-0 ※49-45、49-45、50-44
●森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラ葛西/RISEフェザー級3位・挑戦者)

 花田が挑戦者決定戦で勝ち上がった森本の挑戦を受け、初防衛戦に臨んだ。

 花田は“レイジング・ブル”の異名通り、猛牛のように突進してフルラウンド攻め続けるスタイルの持ち主。しかし2連敗を喫しており、今回が正念場となった。対する森本は11勝のうち8勝がKOという攻撃力の高さを持ち、パンチ、ハイキック、ヒザ蹴りとどの技でも倒すことが出来る倒し屋。

 両者は対戦が決まってからたびたび舌戦を繰り広げており、遺恨は頂点に達していた。

 1R、序盤から花田は得意の左ヒザ蹴りをボディに突き刺していく。前に出てくる花田に森本は右フックを2発ヒットさせるが、頑丈な花田はものともせず前進してヒザ蹴りの猛攻。

 2R、花田のヒザ蹴りに対して、森本は回り込んでかわそうとする。すると花田は左フック。突然飛び上がっての左飛びヒザ蹴りでダウンを奪う。森本は打ち合いに行くが、花田の右フックで2度目のダウンを喫し、あとがなくなったが必死に耐えた。

 すると3R、逆転を狙う森本が一気にパンチ、ハイキック、ヒザ蹴りで猛攻を仕掛けるが、花田は耐える。森本がさらに攻めると、花田がまたも左飛びヒザ蹴りでダウンを追加した。立ち上がった森本もヒザで応戦し、右フックの連打や飛びヒザ蹴りで意地の抵抗。

 4R、花田がヒザをボディに突き刺せば、負けじと森本もヒザをボディに突き刺す。花田は左右フックをヒットさせ、前へ出て行こうとするが森本も一歩も下がらない。押し合いとなる中、花田のワンツーがヒット。バッティングで花田は左目上をカットして流血に追い込まれるが、森本と打ち合う。森本も粘る。

 5Rが開始する直前、はやる森本はゴングが鳴る前に花田へパンチを見舞ってしまい、イエローカード。開始後、花田がワンツーで森本を仰け反らせるが、森本はパンチとヒザ蹴りで反撃していく。森本の右ハイキックで花田の腰がガクッと落ち、あわやダウンかと思われたが、濡れていたキャンバスに花田が足を滑らせたと判断されて試合は続行。

 花田のワンツーをもらって仰け反る森本だが、最後までパンチと飛びヒザ蹴りで逆転を狙って倒しに行き、熱闘は終了。合計3度のダウンを奪った花田が判定勝ちで初防衛に成功した。

 花田はマイクを持つと、「とりあえず防衛できてホッとしています。途中、ダウンを奪えて決めにいこうとしたらスタミナが切れてしまい、ひどい試合になって申し訳ない。負けたら引退の覚悟で今日まで過ごしてきました。今年は負けばっかりでしたが、もっと強くなるのでまた応援お願いします」と最後は笑顔で締めくくった。


 

WKNスロバキア王者パジット(右)を相手に初の国際戦に臨んだ野辺(左)

▼セミファイナル SuperFight! -60.5kg契約 3分3R延長1R
○野辺広大(1-saiam gym/第4代RISEスーパーフェザー級王者)
KO 1R 54秒 ※左ヒザ蹴り
●シリル・パジット(スロバキア/Scorpio fight gym Nitra/WKNスロバキア スーパーフェザー級王者)

 野辺は1月に王座を獲得し、8月の町田光戦では敗れたものの、5月に前口太尊、10月に山口侑馬と他団体王者を破っている。今回は初の国際戦に臨む。

 対するパジットは20歳とまだ若く、スロバキアのWKN国内タイトルを保持。身長が167cmとこの階級では小さい方だが“リトルビッグマン”(小さな巨人)と呼ばれているという。戦績は25戦21勝(10KO)4敗。

 1R、パジットはスピードのあるパンチを繰り出しながら前に出る。キレのあるフックを放ったかと思えば、思い切り振り回すフックも見せる。

 しかし、勢いよく前へ出てきたところへ野辺がカウンターの左ミドル。それで一瞬止まったパジットだが、すぐに前へ出ようとする。そこへ今度は野辺の左ヒザ蹴りがボディに突き刺さり、パジットは腹をおさえて悶絶。立ち上がることが出来ず、野辺の秒殺KO勝ちとなった。

 野辺はマイクを持つと、「早すぎてすいません。海外から来た選手を倒しましたが、僕は現地に行って海外のタイトルに挑戦したいです。ミスターRISEがいますが、僕は次世代エースです。僕が目指しているのは世界のタイトルなので、邪魔しないでください」と、この日、リング上で野辺への挑戦をアピールしたRISEスーパーライト級王者・裕樹へ返答した。

 それを聞いた裕樹は「今日の試合を見て余計に戦いたくなった。邪魔をします」と野辺の前に立ちはだかるとコメントした。

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