【UFC】粕谷優介、TKO負けで初勝利ならず
UFC
「UFC Fight Night -WHITTAKER vs BRUNSON-」
2016年11月26日(土・現地時間)オーストラリア・メルボルン
▼ライト級 5分3R
○アレックス・ボルカノフスキー(オーストラリア)
TKO 2R 2分06秒 ※パウンド連打→レフェリーストップ
●粕谷優介(かすや・ゆうすけ/秋本道場Jungle Junction)
9月は試合延期、10月は大会中止と、2ヶ月連続で試合中止という不運に見舞われた粕谷であったが、ようやく約1年3ヶ月ぶりとなるUFCでの試合を迎えた。
現在27歳の粕谷は2010年に20歳でプロデビュー、7戦無敗で2011年の修斗ウェルター級新人王を獲得するなど活躍。『Legend FC』や『PXC』など海外の大会を経て、昨年9月のUFC日本大会でUFC初参戦を果たしたが、ニック・ハインに判定で敗れ、今回が再起戦となる。
対する28歳のボルカノフスキーは今回がUFCデビュー戦。これまでに14戦13勝1敗の戦績を収め、このうち8勝がKO・TKOという強打の持ち主。昨年12月にはグアムの『PXC』で元修斗環太平洋ライト級王者・矢地祐介から一本勝ちを収め、フェザー級王座の奪取に成功している。
地元オーストラリア出身のボルカノフスキーには歓声、粕谷にはブーイングが浴びせられる中、試合はスタート。
1R、サウスポーに構えた粕谷はボルカノフスキーが左右フックで踏み込んだところへタックル。テイクダウンに成功すると素早くバックに回るが、ボルカノフスキーは立ち上がると粕谷をケージに押し込みヒザ蹴りを打ち込む。ケージ際での組みの攻防からボルカノフスキーが粕谷を抱え上げて倒し、上から強烈なパンチを振り落とす展開に。
粕谷は下から足関節を仕掛けるがこれは極まらず。しかし、そこから体勢を入れ替えトップポジションを奪い返す。ボルカノフスキーが立ち上がろうとしたところに再び足関節を仕掛けるが、逆に上からパンチを被弾しラウンド終了を迎える。
2R、ボルカノフスキーが右ローを放つと、粕谷はすかさず左フックを返すが、これで踏み込んだところを狙われタックルからテイクダウンを許す。ケージに頭が着いた状態の粕谷に対し、ボルカノフスキーは一発一発に声を上げながら渾身のパンチとヒジを振り落とす。
強打を顔面に被弾し、追い込まれた粕谷は何とかボルカノフスキーの足を取り、ヒールホールドを仕掛けようとするが、下を向いたところに再び顔面にパンチを被弾。ガードを取れない状態で顔面にパンチを連続で振り落とされるようになると、レフェリーが試合を止めた。
ボルカノフスキーの強打に屈した粕谷。UFC第2戦目で初勝利を上げることは出来なかった。
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