【DEEP】今成正和が40歳で王座返り咲き
▼第16試合 WSOF-GC フライ級(56.7kg以下)王者決定戦 5分5R
○中村優作(TEAM ALPHA MALE JAPAN)
判定3-0 ※49-46、49-46、48-47
●ローレンス・ディグリオ(Gilbert Grapplings)
※中村が王座に就く。
WSOF-GCの初代フライ級(56.7kg以下)王者を決める4人制トーナメントの決勝戦として、中村とディグリオが激突する。 今年2月に開催されたWSOF-GC日本大会で両者は対戦しており、判定2-1のかなり際どい判定で中村が勝利。今回はタイトルマッチとしての再戦となった。
1R、フットワークで回り込む中村を追ってくるディグリオに中村が右フックを浴びせる。さらに強い右ローキック。ディグリオが前へ来ると中村は下がって回り込み、間合いを保つ。
2R、中村は右ローを蹴っては下がって回り込み、ディグリオの追撃をかわす。左ミドルも蹴っていく。前へ出て打ち合いたいディグリオだが、中村は攻撃しては離れる。
しかし3R、ついに距離が詰まりディグリオの右フックがヒット。パンチから中村が組み付くとディグリオはフロントチョークを仕掛ける。中村が凌いで残り30秒、ディグリオはマウントポジションを奪った。
4Rになると中村は手数が減り、ローもあまり蹴らない。ディグリオは変わらずジリジリと前へ出て中村との距離を詰めてパンチを打つ。単発ながらそのパンチが入るが、中村はフットワークで動き続ける。
5R、中村は再び右ローを蹴り続け、ディグリオが前へ出てパンチを狙う展開。中村は左ハイキックを放ち、ワンツーもヒットさせる。ディグリオも最後に左右フックを放って試合終了。最大3ポイント差をつけ、中村が判定勝ちで王座に就いた。
試合後、中村は「TEAM ALPHA MALE JAPANの田中路教、石原夜叉坊が連敗していて、僕が負けたらこのチームはダメだと思われる。だから勝ててよかった。凄く強い選手とやれて勝つことが出来て本当に嬉しい」と笑顔。
「前回やった時に打たれ強いのは分かっていたので、今回は倒しに行くのはやめようと思いました。いい攻撃を入れてその中で効かせられればいい、とポイント勝負に徹しようと思いました」との作戦だったと言い、「試合の1週間前に右肩を脱臼して右の強いパンチが打てなかった」ことを告白した。
▼第15試合 DEEPウェルター級(77.1kg以下)GP 1回戦 5分3R
○片平”なぎさ”吉幸(パンクラスイズム横浜)
判定2-1
●吉田善行(RIGHT THING ACADEMY/HALEO TOP TEAM)
※片平が準決勝へ進出。
すでに長谷川賢、奥野”轟天”泰舗、住村竜市朗が準決勝進出を決めているDEEPウェルター級GP。1回戦の最終試合を元UFCファイターの吉田と2011年のDEEP新人王・片平が争った。片平は今年に入って北岡悟のジムへ移籍し、心機一転、大物喰いに挑む。
1R、片平はハイキックから組み付きテイクダウンを狙う。吉田はフロントチョークの体勢となり、これが長く続く。最後は片平が脱出して上になる。
2Rも片平は徹底してテイクダウン狙い。吉田はヒザ蹴りで抵抗するが、片平にテイクダウンされる。吉田はすかさずフロントチョークに行くが片平は脱出。ブレイクになってもすぐに組み付いて吉田にほぼ何もさせない。
3Rも片平は組み付きにいってテイクダウン。立ち上がると吉田はヒザで蹴るが、片平のテイクダウンはしつこい。またも吉田はフロントチョーク。しかし、片平は脱出。立ち上がると吉田は得意の投げを見舞おうとするが、片平は堪えた。あくまでも組み付いて押し込んでいき、テイクダウンを仕掛ける片平。
判定は2-1と割れたが、片平が吉田を破って準決勝へ進出する番狂わせとなった。
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