【J-NETWORK】極真勢が全勝、ベイノアはKO勝ちで無敗キープ
J-NETWORK
「J-NEXUS 2016~DAY~」
2016年12月25日(日)東京・新宿FACE
▼第10試合 ウェルター級 3分3R ※ヒジあり
○“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/J-NETWORKウェルター級10位)
KO 2R 2分02秒 ※右フック連打
●長井正人(ASSHI-PROJECT)
極真空手仕込みの多彩な蹴り技とパワーを武器とする注目の新鋭ベイノア。10月10日のJ-NETWORK2016新人王トーナメント決勝戦では、無敗の新人対決を延長戦の末に制して見事J-NETWORKウェルター級10位にランキング入り。今回、初のヒジありルールで、90年代のカリスマキックボクサーとして知られる立嶋篤史を師に持つ長井と対戦した。
1R、お互いにローを蹴り合いながら、パンチで相手の顔面を狙う序盤。早くもベイノアの強烈なローで長井がバランスを崩し始める。さらに長井の蹴りの打ち終わりを狙い、ベイノアはパンチをまとめて主導権を握ると、軽快な動きからバックスピンキックを繰り出す。
2R、徐々にペースダウンしてきた長井に対して、ベイノアが回転の速いパンチで一気に攻勢。強烈な右フックで長井をふらつかせると、ロープを背負わせた状態からパンチの連打を顔面に浴びせてスタンディングダウンを奪う。
試合再開と同時にベイノアはバックスピンキックをボディに叩き込み、再びロープを背負った長井の顔面にパンチをまとめてサンドバック状態に。レフェリーが割って入ると同時に長井は前のめりに倒れ込んだ。
KO勝ちでデビューから続く無敗を守ったベイノア。試合後、マイクを手にすると、「メリークリスマス。ディス・イズ・ブラックパンサー、メインイベンター」と始めるが実は英語が話せないというボケをかまして会場を笑いに包む。
続けて、「クリスマスにもかかわらず、たくさんの人に応援に来ていただき、ありがとうございました。2016年は新人賞、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを取りましたが、2017年は新人じゃ止まらないので。このまま突っ走ってチャンピオンになります」と意気込みを語り、会場を盛り上げた。
▼第7試合 J-NETWORKライト級次期王者挑戦者決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○渡辺理想(極真会館/J-NETWORKライト級5位、RISEライト級9位)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●小磯哲史(TESSAI GYM)
渡辺は華麗な足技を武器に、極真会館第24回全日本ウェイト制空手道選手権大会中量級で準優勝した実績を持つ。キックボクシング転向後は『RISE』でライト級9位にランク入りするなど活躍。現在2連勝中で、J-NETWORKにてプロ初のタイトル獲得を狙う。
対する小磯は43歳のベテラン選手。今年8月に『REBELS』で迎えた渡辺との初対決では、2度のダウンを奪われた末に大差の判定負け。年内最終興行でリベンジといきたいところだが果たして。
1R、サウスポーの渡辺が強烈な左ローを連続で叩き込み、さっそく小磯にダメージを与える。小磯は終盤にパンチを振り回してミドルを繰り出すが、動きが止まったところに左ローを浴びてバランスを崩す。
2R、開始のゴングと同時に渡辺は胴回し回転蹴り。小磯はロープまで吹っ飛ばされるがダメージは無い様子。渡辺はパンチから強烈な左ローへとつないで、小磯を何度も転倒させる。足にダメージが蓄積したか、小磯はパンチで前に出るがキレが無い。
3R、明らかにローを嫌がる小磯に対し、徹底的に左ローを叩き込む渡辺。小磯が構わず前に出て来ると、渡辺は組みついてディフェンス。さらに力強く揺さぶって転倒させるなど、最後まで主導権を握り続けた。
磐石の強さを見せた渡辺が判定勝ち。来年2月25日に行われるライト級次期王者挑戦者決定トーナメント決勝戦へと駒を進めた。
試合後、決勝で対戦するWMC日本ライト級王者・内堀裕斗(UNDER GROUND)がリングイン。マイクを握ると、「今、(渡辺の)試合を近くで観て、改めてすごく強い選手だなと思いました。自分はデビュー戦からキャリアの半分以上をJ-NETのリングで戦っているので、J-NETのベルトは絶対欲しいです」と意気込みをアピールした。
一方、渡辺は「今日はKO勝ちを皆さんへのクリスマスプレゼントにしようと思っていましたが、判定勝ちになってしまい不甲斐ない気持ちで一杯です。すみません」と試合を反省。内堀のアピールに、「J-NETには参戦して間もないですが、レベルが違うところを見せて最短距離でチャンピオンになりたいと思っています。内堀選手、いい試合をしましょう」と応えた。
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