【NJKF】国崇がTKO勝ちでISKA&WKA統一世界王者
NJKF拳之会主催興行
「NJKF 2017 WEST 2nd」
2017年4月16日(日)岡山・倉敷市山陽ハイツ体育館
▼メインイベント ISKA&WKAムエタイ世界フェザー級ダブルタイトルマッチ 3分5R ※ヒジあり
〇国崇(NJKF拳之会/ISKAムエタイ世界同級王者)
TKO 2R 2分03秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●アレキサンダー・ルーポ(イタリア/セコンドアウトジム/WKAムエタイ世界同級4位、ISKAムエタイ世界同級8位)
※国崇がISKA王座2度目の防衛に成功、WKA王座を獲得。
メインは前年に続き、拳之会のエース・国崇がISKAムエタイ世界フェザー級王座の防衛戦。ただ今年は空位のWKAムエタイ世界フェザー級王座もこの試合に懸けられ、日本初のISKA・WKAダブルタイトルマッチという豪華なカードが実現した。
ISKA本部からの指名試合という形で国崇への挑戦者としてイタリアから来日したのは、同級8位のルーポ(25戦15勝10敗・5KO)。ルーポはWKAムエタイ世界同級4位にもランクインしており、WKA本部の公認を得て同王座も懸けられることとなった(試合はWKA本部も承認の上で、ISKAルールで行われた)。
1R、アグレッシブなファイトスタイルから“パルマの狼”と異名を取るルーポに対し、国崇は序盤からローを中心に前進し、早い段階からコーナーに詰めると得意の左ボディブローを放つ。ルーポは脱出するとローを出しつつヒジやテンカオを出して反撃を図る。またボディを返す場面も。ラウンド終盤には再び国崇が詰め、ラッシュをかける。
2Rに入るとバックスピンエルボーなども繰り出してくるルーポに対し、国崇の左ヒジがクリーンヒット。さらにローを入れるとルーポの体が大きく傾き、すかさず国崇は飛びヒザからラッシュをかける。ルーポも反撃に出るが先ほどのヒジで左目上をカットしており、ほどなくしてドクターチェックに。続行不可能と判断され、レフェリーが試合をストップ。国崇がTKO勝ちを果たした。
負ければ丸腰というハイリスクな闘いを見事に制した国崇は、戻ってきたISKAのベルトを腰に、新たに獲得したWKAのベルトを肩にかけて歓喜の表情。リング上のインタビューでは「来月で37歳になっちゃうんですけど、まだまだいけるんじゃないかって、今日の試合で思えました」とコメント。さらに世界2冠王となった勢いを駆って「WBCムエタイの世界王座も狙いたい」と、快挙に満足することなく貪欲に次の目標を掲げた。
リングを下りると地元ファンの記念撮影攻めにあった国崇は、「2月に1RKOで決めたスペンサー・テー戦みたいに自分のいいところを出すような勝ち方をしたかったけど、ちょっと固かったですね。ダブルタイトル戦のプレッシャーがちょっとあったかも」と反省の弁。
「相手がヒジを出してきたので危ないかなとも思ったけど、ガードの上から打ったボディには手応えがありました。ヒジで切ったあと、ローも効かせたんですけど変に詰めたのでダウンのタイミングがなくなって、相手もまた元気になって盛り上げてしまいました(笑)」と笑顔も交えて試合を振り返った。
これで83戦目を終えたが、「100戦目まではやります」と意気込んだ。
▼ダブルセミファイナルⅡ 日本vsイタリア国際戦 70kg契約 3分5R ※ヒジあり
〇白神武央(NJKF拳之会/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者)
TKO 1R 2分05秒 ※左ストレート
●アレッシオ・アドゥイーニ(イタリア/セコンドアウトジム/ISKAヨーロッパウェルター級4位)
昨年の同所での大会でWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者となった白神が初の国際戦。ルーポと同門でISKA EUウェルター級4位のアドゥイーニをISKA世界ランキング戦で迎え撃った。
白神は序盤、鋭い動きを見せていたアドゥイーニにボディストレートなどを入れながらロープ際に追い込むと、連打を叩き込んで左ストレートでダウンを奪う。
アドゥイーニは起き上がれず、カウント途中でレフェリーがストップ。秒殺勝利で会場を沸かせた。「出来過ぎ。左は気持ちよく入った」と勝利を喜んだ白神は、「来年はここのメインで世界戦をやりたい」とぶち上げた。
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