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【海外キック】内田雄大がオランダでプロ初勝利

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2017/05/23(火)UP

ハードパンチャーのアフマドフに勝利した内田雄大(左)

 2015年8月の和道会空手道ワールドカップ84kg超級で世界一に輝き、同年RIZINにプロ初参戦した内田雄大(うちだ・ゆうた/26歳/ALLIANCE/Team Aerts)が、5月13日(現地時間)オランダのエイントフォーヘンにてヨーロッパの格闘技団体A1が主催し、ヨーロッパ各地で開催されているMMAとキックボクシングの大会「A1 WORLD COMBAT CUP」に出場。判定3−0でプロ2戦目で初勝利を飾った。

 現在、内田はRIZIN側からオランダ修行を提案され、今年3月からオランダに拠点を移し、Team Aertsで主にピーター・アーツとムラット・エイガン(ワールドチャンピオン)らヘビー級の選手と一緒にトレーニングやスパーリングなどキックボクシングをメインに練習している。

 内田はA1のキックボクシングルール・ワンマッチ -90kg級3分3Rの枠に、数日前に急遽出場が決まった。対戦相手はこの大会を主戦場にするアゼルバイジャンの

2015年のA1の大会ではポスターのメインになっているハヤル・アフマドフ

ハヤル・アフマドフ(Xeyal Ehmedov=35歳)。
 編集部では2014年9月21日までの戦績まではわかっており、A1やヨーロッパの K-1でも活躍している26戦20勝6敗の選手。youtubeでは彼がKOする動画も見られ、パワーのあるパンチでどんどん突進して来るタイプだ。

 試合はアフマドフのパンチを見切る内田にセコンドのピーター・アーツが「相手の動きがよく見えてる、その調子だ」と声援を送る。パワーのある相手のパンチをかわし、内田がパンチをヒットさせ、そこからコカしにつなげるなど終始自分のペースで試合を進め勝利を収めた。

「試合が終わった瞬間はホッとしました。練習でやった事を結構試せたので。ただ、時間が経つと他にも練習した事を思い出して、もっと出来ることもあったなと振り返ると悔しい気持ちもあります」と内田は言う。

試合後、内田の健闘を讃えるアーツ

 内田は2015年12月29日のRIZINにMMAでプロ初参戦しロシア・ヒョードル軍のモルダフスキーの前に敗退。空手世界王者となる半年前から、MMAの練習に打ち込んだが経験の差が出た形となった。あれから1年半、努力が実り、まずは1勝を飾った内田。今後の目標を聞くと「このハイレベルな環境でしっかり経験を積んでRIZINのベルトを取りに行きます」と言う。
 次の試合は6月にドイツで決まっていると言うが果たして日本での凱旋ファイトはいつになるのか期待される。

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