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【Krush】無敗の19歳・安保璃紅、レオナを下し新王者に

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2017/05/28(日)UP

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新王者に輝いた安保璃紅(左から3番目)を祝福した兄・瑠輝也(右から3番目)&Krush Girls

グッドルーザー
「Krush.76」
2017年5月28日(日)東京・後楽園ホール

伸びのある連打でレオナ(左)を追い込む安保(右)

▼第9試合 第5代Krush -60kg王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
○安保璃紅(TRY HARD GYM)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●レオナ・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット)
※安保が第5代王者に

 昨年12月に開幕したトーナメントで稲石竜弥、山本真弘、郷州征宜に勝利し、7戦7勝(5KO)と無敗記録を更新中の19歳の安保と、“DYNAMITE”高橋佑太、覇家斗、朝久泰央を下して決勝進出を果たしたレオナが王座を懸けて激突した。レオナも現在7連勝中。

 1Rからレオナはこつこつと前蹴りを当て、安保は距離を詰めてはワンツー。接近戦では打ち合う両者だが、このラウンドは大きな展開はなし。

 2Rゴングと同時に飛び出した安保は右ハイでレオナに飛びかかり、バックブロー、上段後ろ回し蹴りとトリッキーな攻めを見せる。ステップを使って距離を取る安保は一気に連打を見せると、レオナも冷静にパンチを返していく。安保が手数で上回り、レオナはやや後手に回る展開に。

 3R、ワンツーで前に出る安保に対し、レオナもパンチで応戦し激しい打ち合いとなる。

 レオナの強打で安保は左目が青く腫れるが、安保は左フックをカウンターで合わせヒットさせるだけでなく、最後まで手数を落とさず主導権を握ったまま終了。

 判定で勝利し、新王者に輝いた安保は「こうやって8戦全勝でベルトを負けたのはジム、家族、応援してくれる皆さんのおかげです。これからも60kg級で活躍して最強の座に就くまでチャンピオンのまま無敗街道を突っ走ります」とマイクアピールした。


鼻血を大量に流しながら向かってくるスパイザー(右)を判定で下したKANA(左)

▼第8試合 Krush 女子-50kg Fight 3分3R延長1R
○KANA(K-1ジム・シルバーウルフ/元Krush女子王者)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-25
●グレイス・スパイザー(イギリス/Double K Gym/WBCムエタイ・インターナショナル・ライトフライ級王者)

 1月にメロニー・ヘウヘスに敗れてKrush女子王座から陥落したKANAが再起戦。今回の相手スパイザーは18戦15勝(3KO)3敗の戦績を持ち、2014年12月にロンドンで開催された大会では現Krush女子王者ヘウへスを破っている。

 1R、左ジャブから右ストレートのスパイザーに対し、KANAはボディブローを連打、パンチの打ち終わりには右ローを入れる。

 2Rには、KANAが顔面前蹴りとパンチをヒットさせ、スパイザーは大量の鼻血を流しドクターチェックを受ける。再開後もジャブを出しながら前進するスパイザーに、KANAは上下にパンチを散らしローを混ぜる。

 3R、右ローをこつこつ当てるKANAは右ハイで遂にダウンを奪う。

 鼻血で顔面を真っ赤に染めるスパイザーはローのダメージを感じさせながらも前進を止めず、KANAもパンチ、ローを返し激しい攻防に。大差を付けて判定勝ちしたKANAは「今日の勝利は練習と応援してくださった皆さんのおかげです。KO出来なかったのは自分の力不足。もう一度、女子のキックの時代を作っていけるように明日から進んでいきます」とマイクアピールした。

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