【K-ING】旗揚げ戦でダニロ・ザノリニが韓国人を1RKO
HOOST CUP/社団法人キックボクシング振興会
「STAND FIGHTING NETWORK K-ING and HOOST CUP NAGOYA」
2017年5月28日(日)愛知・名古屋国際会議場
「社会に認められる格闘技を」を旗印に活動を開始したキックボクシング振興会が音頭をとる新立ち技格闘技イベント「K-ING」が旗揚げした。リングサイドには石井一・元国務大臣、日本体育大学の松波健四郎理事長、アジア太平洋経済環境研究所の川阪進治会長ら振興会のメンバーが勢ぞろい。アーネスト・ホーストや武蔵らとともに熱戦を見守った。
「キックボクシングを通じた国際交流」という謳い文句にも偽りはなく、この大会にはモンゴル、ブラジル、韓国から計8選手が来日。国際交流戦の名のもとに空手のように正面と相手に向かっての礼から始まる試合形式は新鮮に映った。
豪華な入場ゲートを設けるなど、会場演出にも抜かりはなかった。リングアナにはかつてメジャーイベントで活躍したボンバー森尾氏が9年ぶりに登場し、いつかどこかで聞いた張りのある美声で会場を盛り上げた。政界や学界からのサポートをとりつけたK-INGは混迷する格闘技界に一石を投じるか。
▼第11試合 メインイベント KING国際交流戦 70kg契約 3分3R延長1R
○ダニロ・ザノリニ(ブラジリアンタイ/HOOST CUP日本ミドル級王者、ISKA世界スーパーウェルター級王者、RISEウェルター級王者、HEATミドル級王者)
KO 1R2分6秒 ※右ストレート
●リー・ジャンギュー(韓国)
当初の予定では、“ダビット・キリアを下した男”タイフン・オズカンが初来日する予定だったが、大会直前になってケガを理由に来日をキャンセル。オズカンの代役としてリーが急遽来日し、ダニロと激突した。
1R開始早々、いきなりリーは猛突進。連打を浴びせるが、ダニロは冷静で右ハイキックで相手の動きを一瞬止める。リーも負けてはいない。パンチの4連打から左のカウンターのヒザ蹴りでダニロの足を一瞬止める。
しかし、その刹那、ダニロは左フックをクリーンヒットさせ、フォローの右で先制のダウンを奪う。なんとか立ち上がってきたリーだったが、もう一度右フックを浴びると万事休す。一瞬間を置いてから2度目のダウンを喫し、そのまま10カウントを聞いた。
▼第10試合 セミファイナル KING国際交流戦 64kg契約 3分3R延長1R
○大石駿介(OISHI-GYM/WMC日本スーパーライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-28
●ガントグトフ(モンゴル/TEAM朝青龍/ZEV FIGHT NIGHT64kg級王者)
突破口を開いたのは大石。痛烈な左ボディフックでタフなモンゴル人をコーナーに追い込む。パンチの4連打を中心に反撃を試みるガントグトフだったが、息が乱れるのに時間はかからなかった。
2Rも大石のペース。タイミングよく右ローをヒットさせると、ガントグトフの体が大きく揺れた。追い打ちをかけるように大石は左ミドルキックをクリーンヒットさせる。
相手の太股へのヒザ蹴りやボディフックで追い打ちをかけると、ガントクドフがロープ伝いに逃げる場面も。大石がカウンターのヒザ蹴りをボディに突き刺すと、このモンゴル人は思わず身を屈めた。
3Rになっても、試合の流れは変わらない。相手のボディに攻撃を集中させた大石が文句なしの判定勝ちを飾った。
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