【UFC】ジョーンズがコーミエにKO勝ち、王座返り咲き果たす
▼ウェルター級 5分3R
○ロビー・ローラー(35=アメリカ/元UFCウェルター級王者/同級3位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ドナルド・セラーニ(34=アメリカ/同級6位)
ローラーは2014年12月にジョニー・ヘンドリックスを破り、ウェルター級王座を獲得。その後、ローリー・マクドナルドとカーロス・コンディットからの挑戦を退けて2度の防衛に成功するも、昨年7月にタイロン・ウッドリーに衝撃の初回KO負けを喫して王座から陥落した。今回が1年ぶりの再起戦となる。
対するセラーニもUFC屈指のベテラン。2015年5月のライト級タイトルマッチで当時の王者ハファエル・ドス・アンジョスに初回TKO負けを喫して以降、ウェルター級に階級を上げて4連勝を収めていたが、今年1月のホルヘ・マスヴィダル戦でTKO負け。ローラーと同じく、今回が再起戦となる。
1R開始と同時に、ローラーがサウスポーの構えからパンチで襲いかかり、そのままセラーニを首相撲に捕らえるとヒザ蹴り連打、さらに右のアッパー、フック、エルボーを連打して畳み掛ける。
いきなり防戦一方となったセラーニだが、ローラーがペースダウンすると首相撲からヒジとヒザを返し始める。セラーニがタックルを仕掛けると、ローラーは強烈なヒザ蹴りを合わせるがテイクダウンは許してしまう。セラーニはサイドを取ってバックを狙うが、ローラーは立ち上がって離れる。
2R、間合いを詰めていくローラーだが、セラーニはタイミング良くワンツーやヒジ打ちを返し、離れ際にはハイやミドルを叩き込む。ローラーはなおも前に出るが、セラーニがタックルに入る動きから顔面へヒザ蹴りを突き上げ、離れ際には鋭いハイ。終盤にも、セラーニは左右のパンチ連打で押し込む。
3R、ローラーはプレッシャーをかけ続けるが、なかなかヒットを奪えない。セラーニは無理をせず、ジャブやハイ&ミドルを返して距離を取る。ローラーも最後まで闘志を見せながら前に出たが、セラーニをとらえ切ることができなかった。
勝敗の行方は判定に。有効打はセラーニの印象であったが、前に出続ける姿勢を貫いたローラーに軍配が上がった。
PHOTO By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
▼ライトヘビー級 5分3R
○ヴォルカン・オズデミア(スイス/同級5位)
TKO 1R 42秒
●ジミ・マヌワ(アメリカ/同級3位)
1R、パンチの交換から早々に組み合いとなり、マヌワがオズデミアをケージに押し込む。互いに片手で相手の首を押さえた状態から、先にオズデミアが左アッパーからの左フックをマヌワのアゴに叩き込む。
これが効いたマヌワはふらつきながら離れるが、オズデミアはパンチを放ちながら追い掛けて、左フックでテンプルを打ち抜く。後方へ倒れたマヌワに対し、オズデミアが右の鉄槌2発を振り落としたところでレフェリーが試合を止めた。オズデミアが秒殺TKO勝ちを収めた。
▼フェザー級 5分3R
○リカルド・ラマス(アメリカ/同級3位)
TKO 1R 4分34秒
●ジェイソン・ナイト(アメリカ/同級15位)
1R、ナイトのヒザ蹴りに合わせてラマスが組みつきテイクダウンを狙う。すかさずチョークを仕掛けたナイトを、ラマスはケージ際まで運んで寝かせる。下から足関節を仕掛けるナイトだが、これを外されると立ち上がったところへラマスの右フックを被弾。ナイトはふらついたところにパンチを次々と浴び、最後は倒れたところにラマスがとどめの鉄槌。レフェリーが試合を止めた。
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