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【新日本キック】前王者・瀧澤博人が一矢報いるも対抗戦はタイが勝利

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2017/08/27(日)UP

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新日本キックボクシング協会
「WINNERS 2017 3rd」
2017年8月27日(日)東京・ディファ有明

右ストレートをクリーンヒットさせた瀧澤(右)

▼第12試合 メインイベント 日タイ国際戦4vs4マッチ大将戦 55kg契約 3分5R
○瀧澤博人(ビクトリー/前日本バンタム級王者、日本バンタム級1位)
判定3-0 ※49-47、50-48、49-48
●ルアンタイ・ダッポンヌンガウヌン(タイ)

 5月の日本バンタム級王座3度目の防衛戦でHIROYUKIに敗れ王座から陥落、3連敗中の瀧澤。今回は日タイ国際戦4vs4マッチの大将に抜擢され、再起を狙う。ここまでは日本の2敗1分とすでに敗北が決定しているが、瀧澤が一矢を報いたいところ。対戦相手のルアンタイは82戦48勝(12KO)28敗6分の戦績を持つ24歳。

 1Rは互いに様子見の中、瀧澤が強烈な右ローで牽制する。2Rも見合う場面が続くが、ラウンド終了間際に瀧澤の鋭い右フックがルアンタイを捉えた。

 3R、ルアンタイが首相撲に来るのに合わせて右ストレートを放つ瀧澤。さらに瀧澤はローも混ぜて主導権を握って行く。

 4R、瀧澤のロングレンジの右ストレートがルアンタイにクリーンヒット。腰が落ち、ロープ伝いに後退し続けるルアンタイにフルスイングの左フックで追い討ちをかける。さらに、ヒジも織り交ぜて攻めたがダウンは取れず。

 5Rも石川が左右パンチで押し続けるが、ルアンタイは完全に待ちの態勢に入ったため仕留めきれずに試合終了。パンチで主導権を握った瀧澤が判定勝利。マイクを握った瀧澤は「キャリア初の3連敗をしてドン底に落ちましたが、復活できました。もう一度大きなことを言えるように這い上がります」とアピールした。


首相撲地獄で圧勝した石川

▼第13試合 メインイベント 52kg契約 3分5R
○石川直樹(治政館/日本フライ級王者)
判定3-0 ※50-45、50-46、50-46
●酒井柚樹(はまっこムエタイ)

 6月のイノベーションで岩浪悠弥に判定負けを喫し、ここ3戦は勝ち星から遠ざかっている石川がはまっこムエタイの新鋭・酒井を迎え撃った一戦。

 1R開始早々、体格の小さい酒井が首相撲で石川を転倒させる。2Rは逆に石川が酒井を転倒させる。酒井は首相撲になる直前に右ローと左ジャブで距離を取る。

 3Rも石川が酒井を首相撲で振り回してコントロールする。その首相撲の激しさに酒井がロープの外に身体ごと投げ出されてしまう場面も。しかし、酒井は組み付こうとする石川をパンチと蹴りのコンビネーションで迎撃。4R、首相撲の展開が続く中、石川が酒井の頭を抑えつけてヒザを叩き込む。

 5R、石川が首相撲でヒザを連打して酒井を投げ捨てると、それがダウンとみなされる。立ち上がった酒井は終盤パンチで前に出るが、ここでゴング。首相撲地獄で圧倒した石川が判定勝利となった。

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