【新極真会】18歳の新女王誕生、中量級の南原が重量級破り初優勝
NPO法人全世界空手道連盟 新極真会
「第49回オ-プント-ナメント全日本空手道選手権大会」(2日目・最終日)
2017年10月15日(日)東京体育館
▼女子決勝戦
〇南原朱里(18=福岡支部)
再延長 判定3-0
●久保田千尋(20=久保田道場)
※南原が初優勝。
南原は2015年の全世界選手権(無差別)に大会最年少の16歳で初出場。身長154cm、体重53kgの小柄な体格で決勝戦まで勝ち上がり、いきなり準優勝を飾って一躍注目を集めた。その後は結果が出せずに苦しい時期が続いたが、今年7月にカザフスタンで開催された全世界ウエイト制選手権女子中量級で復活の優勝。体重別の世界女王となった。
世界選手権で好成績を収めながら、なぜか日本の大会では実績を残せていなかった南原だが、今大会では世界を制した実力を発揮。全日本選手権で初の決勝進出を果たした。対するは2014・2017JFKO全日本選手権女子重量級王者の久保田。身長162cm、体重68kgで体格は南原を大きく上回る。
両者接近戦で突きを打ち合い、南原は太ももへヒザ蹴りを突き刺す。本戦は南原に旗が2本上がったが(3本以上で勝利)延長戦へ突入。ここで久保田が左右内股への下段回し蹴りを多用し始め、南原がバランスを崩す。両者疲れが見え始めたが、終盤はラッシュを仕掛けて両者譲らず。判定は0-0で再延長戦へ。
久保田は左右と内股への下段回し蹴り、南原は太ももへのヒザ蹴りとやはり接近戦が続く。両者かなり消耗しているが、相手にペースは握らせない。終盤、南原が最後の気力を振り絞って突きの連打でラッシュを仕掛けると、久保田も応戦。しかし、南原が持ち前の突きの回転力とパワーでやや上回り、判定3-0で久保田を振り切って初優勝を収めた。
南原は「今まで支えてくれた人たちがたくさんいて、結果が出て恩返しが出来たのが嬉しいです。気持ちでぶつかりました。凄く嬉しいです」と喜びを語り、「無差別の世界大会で優勝するのが夢なので、それに向かってひとつひとつ頑張っていきます。これからもたくさんの試合があるので、目先の試合に集中して強くなれるように頑張ります」と無差別での世界制覇を目標に掲げた。
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