【新日本キック】苦戦の江幡塁、KO勝利でKNOCK OUTへ
新日本キックボクシング協会
「MAGNUM 45」
2017年10月22日(日)東京・後楽園ホール
▼第12試合 スペシャルメインイベント WKBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
○江幡 塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
KO 5R47秒
●ペットサミン・サックピンヨー(タイ/WKBA世界スーパーバンタム級5位、元サムイ島・スーパーフライ級王者)
※江幡が2度目の防衛に成功
2014年3月にWKBA王座を獲得した江幡兄弟の弟・塁は2015年4月の後楽園大会で元タイ北部三階級王者ペッナムヌンを4RKOで下し初防衛に成功。現在3連勝中。2度目の防衛戦の相手ペットサミンは55戦38勝(12KO)15敗分の戦績を持つ現在20歳の元サムイ島スーパーフライ級王者。なお、兄の睦は9月大会でWKBA世界バンタム級王座初防衛に成功している。
1Rから江幡は強烈な左右ローを飛ばし、早くも効き始めたかペットサミンはバランスの悪い動きを見せる。右ストレートも当てる江幡だが、逆に右ストレートを被弾し倒れる場面も。
2R、江幡は右ミドルも積極的に蹴っていく。カウンターでペットサミンの強打のパンチをもらった江幡は尻持ちを付くがダウンとはならずに続行。逆に打ち合いで江幡が右フックを当てダウンを奪う。
3R、江幡は左ローでダウン寸前まで追い込むが、ペットサミンは倒れない。江幡のラッシュをもらっても「もっと打ってこい」とばかりに手招き。江幡は左ハイもクリーンヒットさせるが、タフなペットサミンは倒れず。4Rからはペットサミンがプレッシャーを強め、江幡が下がる展開に。左ミドル、さらに左ストレートをくらった江幡は後方に飛ばされて何とかロープを背に持ち堪える。
苦戦の江幡だったが、5Rにローを効かせて左フックをクリーンヒットさせると、ペットサミンは大の字に倒れ失神。
何とかKO勝利を収めた江幡は12月10日(日)東京・両国国技館で開催される『KING OF KNOCK OUT 2017 両国国技館』出場(vs宮元啓介)が決定している。
マイクを握った江幡は「僕たちはWKBAのベルトを誇りを持って巻いてます。皆さんは新日本キックを信じて応援してくれています。僕たちが新日本が一番だということを証明します。僕たちがキック界、格闘技界に革命を起こします。(団体の)しがらみを全部なくして僕たちが一番になってわかりやすい、見やすい格闘技にします」とアピールした。
▼第11試合 ダブルメインイベント 日本フェザー級王座決定戦 3分5R延長1R
○石原將伍(ビクトリー/日本フェザー級1位)
TKO 3R2分20秒
●高橋亨汰(伊原道場本部/日本フェザー級2位)
※石原が第10代王者に
重森陽太が返上した日本フェザー級王座を懸けて石原と高橋が激突。石原は28戦21勝(8KO)4敗3分と好成績を持つ。昨年3月に重森とタイトルマッチで対戦し、接戦の末に判定負けを喫し、今回が2度目のタイトル挑戦。対する高橋は、極真会館の次世代エースとして期待されている高橋佑汰(東京城北支部)の弟で、現在11戦10勝1分の無敗記録を驀進中。
1R、左ローをこつこつ当てる石原に、高橋は左ミドル、左ハイと蹴りを上下に散らす。
一進一退の攻防の中、2Rから強引に前に出る石原のパンチが当たり始め、高橋は下がる展開に。石原は右ストレートでダウンを奪う。
3Rには打ち合いの中でも石原がダウンを追加。何とか立ち上がる高橋は左ストレートを当てて反撃に出たが、さらに左フックを浴びてダウンを喫してしまう。ラッシュを仕掛ける石原はダウンを追加したところでレフェリーがストップ。石原が念願の王座獲得となった。
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