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【ベラトール】マクファーレンが最終Rで一本勝ち、女子フライ級初代王者に輝く 

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2017/11/03(金)UP

上から強烈なパウンドを落とすベイダー

▼メインイベント ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ライアン・ベイダー(34=アメリカ/王者)
TKO 2R 3分58秒
●リントン・ヴァッセル(34=イギリス/挑戦者)
※ベイダーが初防衛に成功。

 ベイダーはUFCのライトヘビー級戦線で、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、ラシャド・エヴァンス、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを破るなど、トップファイターとして活躍。昨年11月にUFCとの契約を満了し、新たにベラトールと契約すと、今年6月の移籍1戦目でフィル・デイヴィスを破ってライトヘビー級王座を獲得。今回が初防衛戦となる。

 対するヴァッセルは2013年11月からベラトールに参戦し、現在までに7勝2敗の好戦績を収めるファイターだ。2014年10月には一度、ライトヘビー級タイトルに挑戦したが、エマニュエル・ニュートンに一本負けして戴冠ならず。その後、2015年9月にキング・モーに判定負けして2敗目を喫したが、以降は3連勝と好調を維持。今年5月には、元ライトヘビー級王者リアム・マギリーから一本勝ちを収めている。

 1R、ベイダーが豪快な右フックからそのまま組みつき、ヴァッセルをケージに押し込む。組みの攻防からヴァッセルがケージ中央に押し返しながら倒しにかかるが、ベイダーは素早く体を切り返して反り投げから上を取る。

 いったんはスタンドの状態に戻るが、ヴァッセルが打撃戦で前に出たところに合わせて、ベイダーが鋭いタックルからテイクダウンに成功。ヴァッセルは再び立ち上がると足を掛けて倒そうとするが、ベイダーが再び反り投げで上を取り返して、主導権を握り続ける。

スコット・コーカー代表(左)から祝福を受けるベイダー(右)

 2R、ベイダーが右ストレートから一気に飛び込むようにタックルでテイクダウン。ケージを背に座った体勢になったヴァッセルに対し、ベイダーは上から押さえ込みながらパウンドとヒザ蹴りを叩き込む。

 かなり苦しそうな表情を見せるヴァッセルは何とか立ち上がろうとするが、ベイダーはそれを許さず、上から左のパウンドを連打。ヴァッセルが頭を抱え込み、防戦一方になったところでレフェリーが試合を止めた。ベイダーが力の差を見せつけて、ヴァッセルに完勝。初防衛に成功した。


強烈な右フックを叩き込むデイヴィス(右)

▼ライトヘビー級 5分3R
○フィル・デイヴィス(33=アメリカ/元ベラトール・ライトヘビー級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
●レオ・レイチ(39=ブラジル)

 デイヴィスはレスリングの名門校であるペンシルベニア州立大学出身で、オールアメリカンにも4度選出された実績を持つ。2010年2月から参戦したUFCでは、リョート・マチダ、アレクサンダー・グスタフソン、グローバー・テイシェイラといった名立たる強豪から勝利を上げて活躍。2015年9月からベラトールに移籍し、昨年11月にライトヘビー級王座を獲得した。だが、今年6月にライアン・ベイダーに敗れて王座から陥落し、今回が再起戦となる。

 対するレイチは今回がベラトール初参戦のファイター。ブラジリアン柔術の世界選手権を2度制し、柔道のブラジル代表チームに在籍した経験を持つ。MMAは2013年6月にプロデビューし、現在までに10戦全勝と無敗を維持。アメリカのLegacy FCでは、ライトヘビー級とミドル級の二階級制覇も達成している。

 1R、地元ペンシルベニア州出身のデイヴィスに大声援が送られる中、試合はスタート。遠目の間合いからワンツー&ローを散らすデイヴィス。レイチはボディを入れて組みつくと、デイヴィスがケージに押し返して組みの攻防に。投げを凌いでトップを奪ったデイヴィスに対し、レイチは下から足関節技を仕掛けるが、これは極まらず。両者がスタンドの状態に戻る。

 少し疲れた様子のレイチは、打撃戦からデイヴィスの左フックを被弾。直後にデイヴィスが左ハイを放つが、これはレイチが紙一重でかわす。至近距離での打ち合いからレイチも左フックヒットさせ、直後の離れ際にデイヴィスが右ローを返す。

 2R、早々にレイチはサミングを受けたため、インターバルが取られる。試合が再開されると、ワンツーから外側を大きく回るような軌道を描くデイヴィスの左フックが、たびたびレイチの顔面をかすめる。レイチも一気に間合いを詰めると、左フックをボディと顔面に続けざまに叩き込んで応戦。だが、デイヴィスは組みついて、レイチをケージに押し込む展開も作る。レイチは手数が減り、受け身になる時間が多い。

 3R、パンチから組みつく攻めを徹底するデイヴィス。組みの攻防からレイチも巧く投げを放つが、デイヴィスは素早く反応して倒れない。疲れの色がさらに濃くなるレイチは時折、突進しながらパンチを振るうが、デイヴィスは素早く離れてヒットを許さない。デイヴィスは遠目の間合いをキープしながらワンツー、左フック、前蹴りを積極的に放ち、手数で大きく勝った。

 勝敗の行方は判定に。盤石の試合運びを見せたデイヴィスが、ジャッジ三者から支持を受けて判定勝ち。レイチにプロ初黒星を与え、再起戦を勝利で飾った。

PHOTOS(C)Bellator MMA

●次ページ:新星レスリングエリートが元UFCファイターをKO葬

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