【ベラトール】マクファーレンが最終Rで一本勝ち、女子フライ級初代王者に輝く
▼ミドル級 5分3R
○エド・ルース(27=アメリカ)
KO 2R 27秒
●クリス・デンプシー(30=アメリカ)
ルースは元ベラトール・ライトヘビー級王者のフィル・デイヴィスと同じく、ペンシルベニア州立大学出身のレスリングエリートで、オールアメリカンに2度選出された実績を持つ。昨年11月にベラトールで満を持してのMMAプロデビューを果たすと、3戦連続でTKO勝ち収めた。
対するデンプシーは今回がベラトール初参戦。2012年2月にプロデビューし、2014年7月から昨年2月までUFCに参戦していた実力を持つ。UFCでは1勝3敗と負け越したが、MMA通算戦績は11勝5敗。ここ最近は3連敗中のため、今回は新天地での復活戦となる。
1R、ジャブから間合いを詰めたルースに、デンプシーは片足タックルを仕掛けるが、テイクダウンには至らず。ルースはデンプシーのローをキャッチすると、巻き込むように倒しながらバックを取る。ルースは上からしっかりとコントロールしながら肩固め、さらにマウントに移行して上からパンチを落とす。だが、デンプシーはこれを凌いで、ブリッジから立ち上がる。
打撃を交換する両者。パンチの交錯から組み合いとなるが、離れ際に右アッパー。ルースがタックルに入ったところで、デンプシーはチョークを仕掛ける。しかし、ルースは頭をマットに付けた状態から額を支点に三角倒立するようなダイナミックな動きから脱出して、会場を沸かせる。
2R、重みのあるパンチを振るって前に出るデンプシー。ルースは左ジャブを繰り出し、デンプシーが上体を下げてかわしたところへ、上から振り落とすように追撃の右フック。これが頭部に直撃したデンプシーは腰からゆっくりとマットに崩れ落ちた。デンプシーが地元凱旋試合をKO勝ちで飾り、無傷の4連勝をマークした。
▼ライト級 5分3R
○サワッド・アワッド(34=アメリカ)
TKO 1R 1分07秒
●ザック・フリーマン(33=アメリカ)
フリーマンは今年6月のニューヨーク大会でベラトールに初参戦。完全な噛ませ犬的扱いで、期待の超逸材アーロン・ピコのプロデビュー戦の相手を務めたが、試合開始24秒で一本勝ちを収めて見事に下馬評を覆した。プロデビューは2011年7月で、アメリカのローカルプロモーションを中心に9勝2敗の戦績を収めており、今回のベラトール2戦目は試金石の一戦となる。
対するアワッドは2006年3月にプロデビューし、20勝9敗の戦績を収めるベテランだ。StrikeforceやKOTCなどの有名プロモーションにも出場経験があり、ベラトールには2013年1月から参戦中。元ベラトール・ライト級王者のウィル・ブルックスに勝利した経験も持つ。
1R、フリーマンが右アッパーで仕掛けるが空振り。アワッドは直後に至近距離から左フック、被弾したフリーマンは一瞬、片ヒザがマットに着くがすぐに立ち上がる。だが、ダメージがある様子のフリーマンは、すぐさまタックルに入ったところで、アワッドが上から振り落とした右フックが頭部に被弾してダウン。うつ伏せになった状態のまま立ち上がることができないフリーマンを見て、レフェリーが試合を止めた。ベラトール初陣でミラクルを起こしたフリーマンであったが、2戦目では結果を残すことができなかった。
PHOTOS(C)Bellator MMA
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・前日計量ではディズニーコスプレで会場を沸かせたマクファーレン
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】