【ラウェイ】地上で最も過激な格闘技、対抗戦は日本勢1勝2分で敗れるも大健闘
▼第4試合 ミャンマーラウェイ公式ルール 72kg契約 ミャンマーvs日本3対3対抗戦 3分5R
△ヤン・ナイ・アウン(26=ミャンマー)
時間切れドロー
△渡慶次幸平(29=日本/クロスポイント吉祥寺)
渡慶次はパンクラス戦績5勝5敗でパンチによるKO勝ちが2度、関節・絞め技による一本勝ちが2度あるMMA(総合格闘技)ファイター。ラウェイには過去2度挑戦し、6月大会で2016年ラウェイMVP選手ピャン・トゥエ、9月大会では今回再戦するアウンに頭突きでTKO負けしている。今回は再戦を直訴しての実現となった。
渡慶次は前日計量をクリアー出来ず、アウンが了承したためこの試合は72kg契約で行われる。
1R、渡慶次は右ローをキャッチしての左フックを見舞う。アウンは右ロー、右ミドルを積極的に蹴り、右ストレートを直撃。どんどん前に出るアウンに下がる渡慶次。終盤は足を止めて両者打ち合った。
2R、渡慶次は左インローとワンツー。アウンは右フックもらってもパンチを出して前に出る。アウンの頭突きにカウンターのヒジを狙う渡慶次。左ミドルもヒットさせ、組み付くと頭を何度も突き上げての頭突き。
3R、渡慶次は左ミドルを上手く当てていき、パンチもヒットさせるがアウンは怯まず前へ出る。渡慶次の左ミドルをもらって身体が浮き上がるアウン。渡慶次はさらにミドルを連打し、組み付くと頭を何度も突き上げる。パンチの3連打、左ミドルで圧倒する渡慶次。
4R、渡慶次は離れると左ミドル、組み付くとヒザ蹴りと頭突き。それでも前に出るアウンだが、終盤には渡慶次の左ロー連打で片足立ちになってしまう。
5R、徹底して左ローを蹴る渡慶次。左ミドル、パンチも織り交ぜるとアウンは頭突き。渡慶次は左ハイから左ロー。パンチと左ローで圧倒するが、アウンはそれでも前へ出てくる。蹴りまくった渡慶次だがKOすることは出来ず、ルールによりドローとなった。
▼第3試合 ミャンマーラウェイ公式ルール 80kg契約 3分4R
〇ルクク・ダリ(24=コンゴ/Honey Trap)
TKO 1R 2分58秒 ※レフェリーストップ
●久保輝彦(38=日本/禅道会)
この一戦は、2018年にミャンマーで行われるラウェイの大会で“ミャンマーの英雄”トゥントゥンミンとの対戦資格を懸けた一戦として行われる。
ダリは日本を拠点にMMA(総合格闘技)ファイターとして活躍。幼い頃から柔道を習い、アフリカ・ジュニア王者になったほか、コンゴ代表にも選ばれた実績を持つ。昨年7月には『巌流島』に参戦し、トゥントゥンミンを1Rにパウンドで撃破している。
対する久保は「バーリトゥード(何でもあり)空手」を標榜する空手道禅道会所属で、柔道の経験もあり打撃・寝技ともに得意とする。DEEPやZSTなどでMMAの試合経験多数のベテラン選手。ラウェイは4月大会に初参戦したが、頭突きをもらって1R2分13秒、ドクターストップによるTKOで敗れた。
1R、久保は右ローを多用して距離を取る。ダリは組み付くと頭突きを連打で見舞い、ヒザ蹴りとパンチ、さらに頭突きと猛ラッシュ。久保のセコンドから早くもタイム(2分間)がかかる。再開後、ダリは片手クリンチからのパンチ連打、さらに頭突きの連打とラッシュをかけ、久保はダウン。鼻からの大量出血もあり、レフェリーが試合をストップした。
ダリが圧倒のTKO勝ちでトゥントゥンミンとの対戦権利を手にした。
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】